【映画館レポート】渋谷パルコにオープン!ホワイトシネクイントへ行ってきた!

【映画館レポート】渋谷パルコにオープン!ホワイトシネクイントへ行ってきた!

先日、渋谷パルコがリニューアルオープンしました。渋谷は2000年代初頭にはガングロやヒップホップ系の人、スケーターが活気づく文化の街だったのですが、ここ数年そこら辺の繁華街と変わらない街となってしまいました。あの頃の渋谷文化はどこへいってしまったのだろうか?

そんな文化の消失にパルコは立ち上がった!パルコはデパート業界、店を集める立場でありながら、ここ数年「文化を創り出す」という気概に溢れている会社だ。上野にできたPARCO_ya上野は御徒町を盛り上げようと、職人の店やアニメやハリウッド大作を中心に上映する映画館を配置しています。さらに吉祥寺パルコにできたアップリンクは、もちろん主はアップリンクの長である浅井隆であるものの、インスタ映えする劇場に仕上げて、芸術肌な人々の興味を引き出している。

そんなノウハウが溜まってきたパルコは満を期して、新しくできたビルに自社運営の映画館《ホワイトシネクイント》を作り出しました。既に、ロフト前にパルコの映画館《シネクイント》がある。そんな至近距離に映画館建てて大丈夫なのだろうか?と思いつつ行ってきました!

ホワイトシネクイント公式サイト

アクセス


住所:〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階
電話番号:03-6712-7225
スクリーン数:1スクリーン(108席+車椅子スペース1)

渋谷駅A6-2 TSUTAYA渋谷店に向かいましょう、TSUTAYA向かって右側の大通りを真っ直ぐ進みましょう。

渋谷モディが見えたら左折してください。

歩くこと3分、左手にパルコが見えてきます。ここの8Fが劇場です。

渋谷パルコはオープンしたてなので、通常入り口には長蛇の列ができています。お急ぎの方は、劇場行きのエレベーターを使うと良いでしょう。ただ、個人的にはエスカレーター/エレベーターどちらを使っても劇場へは5分ぐらいかかります。

なので、駅から渋谷まで15分~20分程余裕を見た方がいいかもしれません。これはロフト前の《シネクイント》へ梯子する際もそれぐらいの時間を見積もった方が良さそうです。

料金

通常料金

一般:1,900円
大学・専門学生:1,500円(要学生証等提示)
高校生:1,000円(要学生証等提示)
中・小学生 :1,000円(要学生証等提示)
幼児(3歳以上):1,000円

割引料金

パルコカード割引:1,500円(パルコカード要提示)
シニア(60歳以上):1,200円
夫婦50割引:2,400円(ご夫婦のうちどちらかが50歳以上二人分)
障がい者手帳をお持ちの方:お連れさま一人まで1,000円
サービスデー(毎週水曜):1,200円
ファーストデー(毎月1日):1,200円
カップルデー(毎月22日):2,400円(男女問わず二人分)

外観

外観は《ホワイト》という名に恥じない白を基調としたデザインになっています。

どこに劇場あるの?と思うでしょう。

ブンブン、てっきり別の階にスクリーンがあると思ってエスカレーターを上がってしまったのですが、実は《ホワイトシネクイント》の看板裏に約110席のスクリーンが構えております。面白いのは、日本ではほとんど見ることのない、入り口と出口が違う劇場となっています。チケットカウンター横の入り口からお客さんは入り、観賞後は後ろの出口から抜ける仕組みにすることで、狭いスペースの混雑を防ぐことができます。渋谷アップリンクでありがちな、狭いスペース故、観賞後のお客さんと、鑑賞前のお客さんが入り乱れ混沌とするあの状況を設計時から考慮した作りになっているところに好感が持てます。

内観

内観はこんな感じです。スクリーンサイズが、客席の横幅より小さい為、座席を弧を描くように配置することで経験価値の低下を防いでいます。これはTOHOシネマズ上野完成時にチラホラ見受けられた、小さいスクリーンに強引に座席を配置したことによる不満の声を反省した作りだと言えます。また、映画館でよくあるフラストレーションポイントである、人を掻き分けて真ん中の座席へ向かう行動に対する配慮もされており、座席と座席の空間を広めに取ってあるため、移動がしやすくなっています。

極め付けは、座席のドリンクホルダー。通常は、座席と座席の狭間にドリンクホルダーが1つ配置されているので、時によっては左右とも別のお客さんに占拠されてしまう。それを回避するために、各座席に専用のドリンクホルダーを2つつけている。これで右利き、左利き関係なく自分の好きなドリンクホルダーを使うことができ、また別のお客さんにホルダーを奪われるフラストレーションを抱くこともありません。

立地の悪さをフォローするようにキメ細かな配慮に脱帽します。

インターネットでチケットを買ってみた

今回、イッセー・ミヤケのアートショーのドキュメンタリー『PLAYGROUNDS』を観る為にインターネットから予約してみました。サイトのGUIはどうやらシネクイントで使用しているものを応用しているらしい。アップリンク同様、行きたい劇場を選択して、そこからチケットを選択します。

座席選択画面は、某劇場と比べると比較的忠実です。ただし、スクリーンサイズは思いの外小さいので、あまり端はオススメできません。

あとは通常通り個人情報を入力して購入します。特に特記すべきポイントはありません。普通に進めていけばトラブルになることはないでしょう。

購入が完了すると発券に必要な番号が配布されます。シネクイントが6桁なのに対し、ホワイトシネクイントは3桁です。1スクリーンしかないので、3桁で十分対応できると判断したのでしょう。観客に入力の手間を減らそうとする配慮があります。尚、QRコード機能を使えば、発券番号入力すら必要ありません。

総括

ホワイトシネクイントはオープニングに『草間彌生∞INFINITY』、『PLAYGROUNDS Stories behind HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE』を上映するという攻めたラインナップになっています。こういうところにも、文化を作り出そうとするパルコの精神が見え隠れしています。ただ、不満があるとすれば今回観賞した『PLAYGROUNDS Stories behind HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE』がFilmarks等の映画情報サイトにアップされていなかったこと。パルコは、シネクイントは映画を上映する場所だし、企画は三宅デザイン事務所なのでしょうがないかもしれないが、SNS時代映画の魅力を伝えるためには、そういったサービスに作品を登録することも大事だと思う。もし登録されていないのであれば、企画元にお願いするよう手回しをする必要はあるかなと思った。

とはいっても、ここ数年のパルコの成長が垣間見れる劇場作りであることは間違いない。応援していきたいなと思いました。

ホワイトシネクイント公式サイト

※渋谷パルコ記事:【閲覧注意】渋谷パルコにできたゲテモノ料理屋《米とサーカス》が色々とヤバかった件

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