シティ・オン・ファイアー(1979)
City on Fire
監督:アルヴィン・ラーコフ
出演:バリー・ニューマン、スーザン・クラーク、ヘンリー・フォンダ、エヴァ・ガードナーetc
評価:90点
米国iTunesでやけに爆発の主張が激しい映画を見つけました。その名は『City on Fire』。監督も出演者も我ながらよくわからないのですが、底知れぬ魅力に惹きつけられて鑑賞してみました。
『シティ・オン・ファイアー』あらすじ
アメリカのある100万都市の暑い夏の日。新設の病院に勤務するウィットマン医師(バリー・ニューマン)、本番を前にイライラしているニュース・キャスターのマギー(エヴァ・ガードナー)と彼女の人気回復を考えているディレクターのジンボ(ジェームズ・フランシスカス)、退職後のヨット旅行に魅せられている消防署長のリスレイ(ヘンリー・フォンダ)、市の貯水量低下に頭をいためる市長のダドレイ(レスリー・ニールセン)、そして市に病院を寄付するために町に戻って来た元市長夫人ダイアナ(スーザン・クラーク)などが、いつものように忙しい一日を送ろうとしていた。そのころ、郊外にある小屋で、少年たちのタバコ遊びが原因で、小さな火災が発生した。燃え広がる炎の状況をモニター・テレビで見ながら、リスレイは、市の水不足のことを考えていた。ウィットマンが新校長として働く開設まもない病院では、婦長のアンドレア(シェリー・ウィンタース)が、不完全な病院の設備に対し、市に抗議を申し入れていた。一方、その頃、一人の石油精製所に勤める男が予想もしなかった会社からの退職命令にショックを受け、市内の火事騒ぎに乗じて復讐を決意していた。彼は、まず石油貯蔵タンクのホースを下水道に投げ、石油を市内に流し込んだ。さらに精油所は次々に爆発を起こし、市街ではファイア・ストームという、酸素をすべて吸い尽す恐しい火災現象を起こしていた。唯一安全だと思われた病院も危くなりウォーター・トンネルを作っての脱出が行なわれることになった。ビルが崩れゆく中、アンドレア婦長やダイアナ、ウイットマン、ダドレイらが決死の脱出を試みるのだった。…
※映画.comより引用
マイケル・ベイもびっくり爆発ラーメン二郎
日本ではVHSが出たきり、未DVD化の作品だが、マイケル・ベイも驚愕、Youtuberすしらーめんりく氏に観てほしいレベルに爆発を撮るために1000%の労力を費やした作品でした。キングレコードさんあたりでブルーレイが出てほしい。話は、子どものイタズラによる火災と、製油所の火災がピタゴラスイッチ方式で被害拡大していき大惨事となるもの。
火の侵食加減は『タワーリング・インフェルノ』さながら、指数関数的に激しさを増していくのですが、製油所が爆破してからは『タワーリング・インフェルノ』の100倍の激しさと地獄絵図が待ち受ける。地面に広がる油に引火し、豪速球で業火が広がる様は背筋が凍る。かと思いきや、ビルが大爆発して裂け砕け、下界のサッカー場にいる人のすってんころりん描写には爆笑だ。
終盤には、「そんな訳ないだろう」と思うほどに、あれだけロケーション撮影だった景色がオールセットに変わり、画面の9割が炎たちによる「俺、炎だぜ」アピール合戦になり、空はこの世のものとは思えない世紀末を迎える。そして、いきなり何もかも解決して終わる。
このストーリー放置プレイの潔さと、爆発爆発爆発のエレクトリカルパレードに大満足でした。
ブロトピ:映画ブログ更新
コメントを残す