ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊(2019)
The Haunting of Sharon Tate
監督:ダニエル・ファランズ
出演:Hilary Duff, Jonathan Bennett, Lydia Hearst etc
評価:40点
おはようございます、チェ・ブンブンです。遂に来月、クエンティン・タランティーノ監督第9作目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が公開されます。本作は1969年を代表とするシャロン・テート事件をまるでフェデリコ・フェリーニのような内幕劇で描いた作品だ。今年はシャロン・テート事件から50年を迎えるということでタランティーノ以外にも2本当事件を扱った作品があります。1本はカリコレ2019で上映される『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』。もう一本は『The Haunting of Sharon Tate』です。今回は、後者を観てみました。
※2019/08/30(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて邦題『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』として1週間限定公開されます。
『The Haunting of Sharon Tate』あらすじ
Pregnant with director Roman Polanski’s child and awaiting his return from Europe, 26-year-old Hollywood actress Sharon Tate becomes plagued by visions of her imminent death.
訳:Roman Polanski監督の子供と妊娠し、ヨーロッパからの帰国を待っている、26歳のハリウッド女優Sharon Tateは彼女の差し迫った死のビジョンに悩まされるようになります。
※imdbより引用
実話ものというがヘンテコ・ホラー映画
本作はシャロン・テートの内面に迫った作品と言われているが、正直ただのヘンテコ・ホラー映画というイメージが強い。カルト教団による洗脳の副作用で現れる幻覚を90分魅せられるような作品だ。常にシャロン・テートは何かに怯えており、歩いていたら謎の女の人に見つめられ、それだけでビビってしまう。そんな彼女の狂気が絶頂に達すると、窓から無表情の女が次々と入ってきて、彼女の精神を破壊していくのだが、これってまんま『アス』だと感じました。もちろん、『アス』を意識して作っている作品ではないにしても、内なる自分の分身が襲いかかってくるあたりや、歪んだ世界の不気味さは『アス』に通じるものがあります。ただ、面白いかと言われたら、ただただムーディな映像の中ギャーギャー騒いでいるだけな感じがしてそこまで感想を書く気にはなれませんでした。早くタランティーノ版を観たいブンブンでした。
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