『アポロ11 完全版』プラネタリウムより綺麗!感動する93分

アポロ11 完全版(2019)

監督:トッド・ダグラス・ミラー

評価:80点

厚木市子ども科学館のプラネタリウムで『アポロ11 ファースト・ステップ版』を観たブンブンは、その日の夜に米国iTunesで完全版を鑑賞しました。その比較した感想を書いていきます。完全版は7/19(金)より109シネマズ二子玉川他にて公開されます。

ブログ記事:厚木市子ども科学館のプラネタリウムで『アポロ 11:ファースト・ステップ版』を観てきた件

『アポロ11 完全版』概要


ロケットの発射前から、月面着陸、そして地球生還までの9日間を詳細に捉え、4K リマスターにより50年前の映像とは思えないほどの圧倒的な迫力と美しさを誇る、まさに映画館で観るべき新時代のドキュメンタリー。
※Filmarksより引用

Orbital Odyssey(軌道のオデッセイ)

プラネタリウムは映像の引き伸ばしが激しかったので見辛いものがありましたが、完全版を確認したら粒子の一粒までもが監督に従う、美しいものでした。巨大なマシンが、ゆっくりと晴天の中やってくる場面や管制官での緊迫感はエヴァンゲリオン観ている人なら熱くならない訳がありません。

短縮版は、丁度NHKの世界のドキュメンタリー的ポジションで、肝は外さず最小限の物語に落とし込んでいるので、別にどちらを観ても問題ない。しかし、本作は管制センターの映像に力が入っており、完全版では、昼夜四六時中、アポロ11号の生還を目指して頑張る様子をさらに深く魅せていくので当時の空気感に長く浸れるこちらの方がオススメです。

なんといっても、スマホもパソコンも市民に普及していない時代だからこそ流れるゆっくりとした時間に人類の甘酸っぱい青春が凝縮されていて素敵です。

Orbital Odyssey に心奪われた90分でした。できれば、IMAXで観たい作品でありました。

でも、やはり軍配は映像編集によるドラマが神がかっていた『宇宙へのフロンティア』推しです。

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