The Wedding Party(2016)
監督:Kemi Adetiba
出演: Alibaba Akporobome, Zainab Balogun
評価:40点
[blogcard url=”https://www.compathy.net/magazine/2015/06/24/nigeria-movies/”] 皆さんは、ノリウッドをご存じだろうか?アメリカにはハリウッド、インドにはボリウッドという言葉がある。どちらも映画産業を代表とする俗称となっているのだが、ナイジェリアにもノリウッドという映画産業が存在していた!ナイジェリアでは年間2000本近くの映画が作られており、映画産業が活発です。この度、Netflixでナイジェリア映画、いやノリウッド映画が何本か入荷したので、観てみましたよ!
※2022年改めてナイジェリア映画を研究した際に、映画料金に関して疑問を抱いたので調査をしたところ、850円程度でした。2015年ぐらいに、テレビや映画コメンテーターがこぞってナイジェリアの映画料金が高いと語っていたので、当時の私もそれに乗っかってしまったのですが、今やGoogle Mapsで映画料金調べられたり、日本貿易振興機構が正確な情報を出しているので元を辿ることが重要ですね。この記事でもデマ流してしまったことお詫び申し上げます。
「The Wedding Party」あらすじ
ある富豪家族は結婚式を催すために準備に追われるのだった…ナイジェリア富豪の日常を覗いてみよう!
まず、度肝を抜かれた!
「サプールか!」とツッコみたくなるような、ギランギラン輝き常軌を逸したファッションな方しか登場しない映画だったのです。出てくる人、出てくる人、ファッションショー出演者かと勘違いするほどど派手な人が町を、家を闊歩する。唖然とした。確かに、映画館の入場料5000円。富豪向けに作られているんだろうなー感はある。
この異様な光景はボリウッド映画にも通じるところがある。しかし、ボリウッド映画は市民の現実逃避の娯楽であるはず。このノリウッドは庶民が海賊版で観ても楽しめるのだろうかとふと疑問が残る。
なんたって、ストーリーがあるようでない。タダ単に富豪が豪華絢爛なパーティーを開く騒動を延々と魅せられる。確かに、面白い部分もあるが、行き当たりばったりなストーリーに途中で飽きてくる。ブルジョワジーのデカダンスさに、ナイジェリアの庶民はむかついたりしないのだろうかと思ってしまいます。
初めてノリウッド映画を観たのだが、どうやら奥はかなり深い模様。他のノリウッド映画と比較して、ナイジェリアの映画事情をもっと体感したくなりました。
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