『Domino』デ・パルマファン必見!これぞ午後のロードショー映画だ!

ドミノ(2019)
Domino

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:Nikolaj Coster-Waldau, Carice van Houten, Guy Pearce etc

評価:65点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

アメリカでブライアン・デ・パルマ最新作が大炎上していることをご存知だろうか?ブライアン・デ・パルマと言えば、『スカーフェイス』や『アンタッチャブル』、『ミッション:インポッシブル』などといった娯楽性とアート性をバランス良く作り込む巨匠です。

しかしながら、本作はデ・パルマ本人も自分の作品と認めない大惨事となっており、ガーディアン紙によると、鈍重な脚本と素人じみた演出が酷いと語っています。日本公開が危ぶまれるほど、大炎上している本作を観てみました。感想は、「そこまで悪くないぞ」でした。日本公開を願って紹介していこうと思います。

『Domino』あらすじ


A Copenhagen police officer seeks justice for his partner’s murder by a mysterious man.
ブンブン訳:コペンハーゲンの警察官は、不思議な男によって相方を殺害された怒りで正義の鉄槌を下す。
imdb.comより引用

これぞ午後のロードショー映画!

皆さんは午後のロードショーをご存知だろうか?今もやっているのか分かりませんが、平日昼間に放送される映画番組です。そこではイーストウッドの西部劇や、男臭い戦争映画、サスペンスといった作品が放送されます。ブライアン・デ・パルマの映画はまさしく午後のロードショーに相応しい作品です。娯楽映画であるものの、観ていてなんかヤバイものを観ている背徳感が常に流れています。

『スネーク・アイズ』では、ニコラス・ケイジがてやんでぇ口調でまくし立てながら敵を探す様が描かれているのだが、ニコラス・ケイジのギョロッとした目が非常に怖かったりします。『アンタッチャブル』では、アウトロー、壮絶な旅路が描かれます。午後ロー映画には漢のロマンが詰まっているわけで、そのロマンを叩き込んでくれるのがブライアン・デ・パルマな訳です。また、近年のデ・パルマは過去作でアルフレッド・ヒッチコックやオーソン・ウェルズなどといった巨匠に愛を捧げたオマージュを、さらに煎じて飲むスタイルが主流となってきている。

『パッション』では、『ファントム・オブ・パラダイス』で行った二画面演出を復活させ、観ているようで何も観ていなかった観客の無意識を引き摺り出す凄まじい演出がなされていました。
さて、話を戻そう。『Domino』では彼お得意の二画面演出はもちろん。『裏窓』を意識した『スネーク・アイズ』での遠くからスタジアムを眺めるショットなど、デ・パルマファン耽溺もののショットが沢山あります。また、何と言っても冒頭のアクションシーンが素晴らしい。警察官が相方と共にエレベーターに乗る。すると足元が血だらけの黒人が入ってきて、とりあえず捕まえる。コミック的、黒人の顔と警察官の顔をアップにしたドヤシーンを挟みつつ、その黒人は手錠を外し、襲いかかる。そしてドミノ倒しのように崩れていく屋根を舞台に、命がけの攻防を行う様はハラハラドキドキ堪りません。

もちろん、ガーディアン紙が言いたいことも分かる。中だるみが激しく、途中で提示されるISISに対する批判的メッセージはとってつけたかのように思える。ただ、ブンブンの脳はもはや午後ローのテンションなので、それ込みで面白かった。この映画なんかより酷い作品は今年多いので、杞憂の杞憂。是非とも日本公開してほしいものです。

ブロトピ:映画ブログの更新をブロトピしましょう!
ブロトピ:映画ブログ更新

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です