地球の急ぎ方 キューバ編~オールド・ハバナ、そこには『ソイレント・グリーン』の世界があった

ツーリストカードは日本で発行しよう

羽田空港から13時間かけて、トロントでトランジット。さらに3時間かけてハバナを目指す。ハバナに向かう飛行機の中で、ツーリストカードが配られる。30日以内の観光の場合、キューバではビザが必要ないのだが、代わりにツーリストカードというものが必要となる。ブンブンの場合は、日本で旅行会社仲介の元取得した。一応、飛行機でも入手できるようだ。別に、日本で手数料払って取得する意味なかったのでは?と思っている矢先、ブンブンの周りの席に座る方々が、乗務員と揉め始めた。どうやら、書き損じが生じたらしく、新しくツーリストカードを貰おうとしたところ、「ツーリストカードは一人一枚。欲しかったら20CUC(約2000円)払って。」と言われてしまったらしい。しかも、どうやらクレジットカードも、他国の通貨も使えないので、空港で両替してツーリストカードを入手する手間があるらしく非常に面倒な状況となっている。おまけに、二重線を引いて書き直すこともダメなんだそう。これは厄介だ。日本で取得してよかったと思った。

そんな一悶着を見ているうちに、ハバナに到着した。時間は既に23時。真夜中だ。入国審査の列に並ぶ。どこも長蛇の列ができている。おまけに、いつもなら必ず1列は見つかる、面倒くさそうな人がいない列もなく、どこも時間がかかりそうだ。仕方がない。並ぶしかない。ただこれが、30分経っても、1mしか進まないのだ。ふと、嫌な思い出が蘇る。デンマークに旅行した際、飛行機の遅延で20分ぐらい遅く到着したら、迎えの人が帰ってしまって。夜10時、慣れない公衆電話を使って、迎えの人を再度呼んだのだ。あの面倒くさいことをキューバで到着早々やらないといけないのか…と不安になる。キューバは対応が遅いよ!という話は本当だったらしい。まあ郷に従え。気長に待つ。そしてなんとか1時間待って、荷物受け取り所まで来た。しかし、荷物は出て来ていない。さらに30分待つのだが、全く出てこない。ついにブンブン、ロストバッゲージか?と冷や汗をかくのだが、これも単純に出てくるのが遅かっただけ。無事に受け取りました。

そして急いで、空港を出て、迎えの人を探すと…「ブンブンさんですか?」とおじさんが声をかけて来ました。待っててくれたのです。キューバは社会主義国故に、定時過ぎたら、予定時間過ぎたら帰ってしまうのかと思っていたのだが、むしろその逆のようだ。話を聞くと、ホセ・マルティ国際空港は割と遅れるらしく。下手すると朝の3時まで待つこともあるんだそう。

そして、モンキーズの『恋の終列車』やディスコ音楽、懐メロが流れるタクシーに揺られながらホテルに向かった…

衝撃のホテル


今回宿泊したのは、Gran Caribe Hotel Saint John’s ホテル。観光客向けホテルが数多くある新市街ベダード地区にあるホテルだ。てっきり、キューバは英語が通じないと思っていたのだが、ここのホテルは普通に通じました。もちろん、スペイン語で会話することもできますので、

¿Puedo intercambiar dinero?
プエド アンテルカンビアール ディネロ
(両替できますか?)

Hace mucho calor.
アセ ムッチョ カロル
(暑いですね)

といった覚えたてのスペイン語を使ってみました。やはり、旅先で現地の言葉を使うと、優しくしてもらえたり、面白い情報が聞けたりするのでオススメです。ちなみに、このホテルでは、珍しく日本円からの両替もできます。アメリカドルからだと手数料が高くなってしまうので、日本円、ユーロあたりから両替することをオススメします。

さて、部屋に入ると面白いものが目に入りました。壁にエアコンが埋め込まれているのだが、めちゃくちゃワイルドですwただ、快適な涼しさを提供してくれます。


テレビでは、ポケモンが放送されていました。

マレコン通りを歩く

次の日、いよいよキューバ探索の開幕!午後のチェ・ゲバラツアーまで時間があったので、中心街に向かってみることにした。腹ごなしに、キューバのカレーを食べていざ進軍!

まずは、『セブン・デイズ・イン・ハバナ

』でも登場したマレコン通りを散策してみることに。ここは、『ワイルド・スピード ICE BREAK

』でドウェイン・ジョンソンが暴れた聖地。しかしその面影はなく、雰囲気は江ノ島のよう。時がゆったりと流れる。青々とした海が癒しを与える。釣り人たちが朝から元気に活動している。風情があります。

↑インスタ映えしそうな景色が沢山撮れます。


少し歩くと、大きな広場が見えます。ここは、アントニオ・マセオ公園といわれており、1868〜1978年にかけて行われた10年戦争の英雄José Antonio de la Caridad Maceo y Grajalesにちなんだ公園となっています。社会主義国ならではのだだっ広さが、像の力強さを際立たせます。

→NEXT:オールド・ハバナ最深部へ…

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