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【ネタバレ酷評】『センセイ君主』JKがすき家デートを全力で勧める、すき家プロパガンダ映画爆誕!

【ネタバレ酷評】『センセイ君主』JKがすき家デートを全力で勧める、すき家プロパガンダ映画爆誕!

センセイ君主(2018)


監督:月川翔
主演:竹内涼真、浜辺美波、
佐藤大樹、新川優愛etc

評価:25点

8月は、沢山の期待できる続編映画が公開される。しかし、私が2ヶ月前から楽しみにしていたのは、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でも、『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』でもない。『センセイ君主』だった。幸田もも子の同名少女漫画の映画化なのだが、福田雄一映画か!英勉映画か!と思う程狂ったように馬鹿げた予告編に、「ひょっとして傑作なのでは?」という期待しか抱けなかったのだ。それもその筈、なんたって監督はあの傑作プロレス映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔なのだから。今となっては、『君の膵臓をたべたい』の監督として有名だが、あのぶっ壊れたラブアクション映画を撮っているのだから、これは傑作のハズ、きっとそうだ!

ってことで公開初日、ファーストデー。ポイントもハリウッド版『未来のミライ』こと『インクレディブル・ファミリー』の方が溜まるにも関わらず、ガンスルーして『センセイ君主』をキメました、、、

※ネタバレ記事です。また、佐丸あゆはの脳内同様、この記事も小ギャグに汚染されています。要注意!

『センセイ君主』あらすじ

わたし、佐丸あゆは、16才!ガチ恋したいと思うものの、失恋記録更新中。このままだと、年齢=恋人いない歴のままアラフォーになってしまう!でもね、でもね、この前、胸ボンババボン!ガチ恋の歯車が回り出したの!すき家で牛丼4千円分食べたら、心優しいメガネの紳士が代金を払ってくれたの。しかも、彼はうちのクラスの担任だったの!まじ、ときめきメモリアル♡わたし、このビッグウェーブ乗ってみせるわ♡

サイコパス教師に唖然


、、、コ、、、
、、、こ、、、
、、、こっコレは!

酷い、、、いや酷いの次元が違う、、、
キューバリブレを事前に体内に入れ、ハイな状態で観ても体調が悪くなるほど、吐き気がする程酷かった。

全てのギャグが滑り、劇場が凍りついたり、モラルハザードを発生させるのは想定内。むしろ、少女漫画映画は現実世界の常識を叩き割る娯楽なのだから、マジレスするもんではない。…だが、あまりにも我々の住む世界とは違う世界観に、精神がおかしくなりそうでした。

ましてや、教育実習行った私。ホームルームで『オオカミ少女と黒王子』や『帰ってきたヒトラー』を薦め、コンピュータウイルスを教えるのに《貞子》を例にとり、周りが23時まで残業している中、『デッドプール』の初日だからと15時半に帰る(無論、やるべきことは全て終わらせている)奇人、サイコパスだったブンブンですら、流石に本作の数学教師にはお口アングリーバードでした。

・背中に貼り紙を付け、教室を歩かせようとする
・春先早々、「学びたくない人は学ばなくて結構です」と授業放棄
・JKを家にお持ち帰り
・すき家で情事
・生徒を休日に呼び出す
・合唱コンクールのピアノ伴奏を、ピアノ下手にも関わらず全力で担当しようとする
・佐丸あゆはのノートを勝手に熟読
・合唱コンクール終わるや否や、いきなり辞職
etc…

SNS時代、少しの粗相でも、懲戒免職レベルの大炎上をしてしまうこのご時世に、この数学教師、飄々大胆に佐丸あゆはを弄んで、遊んで、PLAYしまくるのだ!

ここにグローバルギャグがある。「入れて混沌!」というギャグだ。フランス語で「イ・レ・テ・コントン(Il était content!)」というと、「彼は満足だった!」という意味になる。流石に、ヤングアダルト映画なので、ベッドシーンはありませんが、この数学教師、JKを家に入れて、懐に入れて混沌!一本満足しまくっていました。なんて恐ろしい奴なんだ!

すき家プロパガンダ映画

実は、観てびっくりしたのだが、本作はまさかのすき家プロパガンダ映画だった!ロケットニュース24の記事「【男子必見】女子を誘ってドン引きされる / 許せる外食チェーンまとめ」によると、論外なチェーン店として《すき家》挙げられている。

巷では、デートに連れて行ってはいけないチェーン店の代表てして名高い《すき家》。本作では執拗に、すき家でのデートシーンが挿入されているのだ!しかも、ヒロインのデートブックにはしっかり、「すき家でランチ」の文字が!デートブックの「すき家でランチ」ページはこれまた数度にわたり映し出され、サブリミナル効果を生み出しているのだ。なんなんだ!このプロパガンダ映画は!

先日、『BLEACH』でやたらと《うな丼》が映るバトルシーンが映画ファンの間で話題となっていたが、それを凌駕する《すき家》PRの激しさに衝撃を受けた。ちなみに、佐丸あゆはが数学教師・弘光由貴に一目惚れするキッカケもすき家だ。彼女がすき家で約4000円分(並盛り350円×10杯以上)ドカ食いしたはいいが、金がなくて会計で困っている時に、フッと彼が万札を出すという漢気を魅せ、それに惚れてしまう。ここまで露骨な企業PR、マイケル・ベイもびっくりである。

エンドロール、おい!

本作は、K-POPアイドルグループTWICEとコラボレーションしてミュージックビデオ”I WANT YOU BACK”が制作されたのだが、なんと本編では一切使われないのだ。エンドロールでは、撮影時の内輪動画が流されるだけ。あそこまで、TWICEとのコラボ、気合い入れたミュージックビデオを作っておきながら、使わないなんてワンガリ・マータイだったら、MOTTAINAI!ということでしょう。韓国事務所と揉めたのでしょうか?

浜辺美波の演技はいいよ

今回は、たまたま私のお口に合わない映画だった。ブンブンの脳内は、本作と一緒なのに、同族嫌悪故か、生理的拒絶、濡場のないAVを親の前で観ているような恥ずかしさにやりきれなくなった。

ただ、こんなイかれた映画を、羞恥心全て捨て去り、ブサイクな側面も惜しみなく出し切った浜辺美波の演技は流石に褒めないといけない。普通の女優だったら、やりたがらないようなイタイ演技。絶対に、本編を直視できない程醜態を104分晒し続けた彼女の体当たりっぷりから、今後大物になるオーラを感じ取った。

最後に…

『黒崎くんの言いなりになんてならない』や『未成年だけどコドモじゃない』と、暴走気味のキラキラ青春映画、少女漫画映画が好きなブンブン、まさかの不発。非常に無念の作品ではあった。ただ、月川翔のクセはハマればホームランに化けるのは確か。9/14(金)には、早くも新作『響 HIBIKI』が公開される。予告編を観ると、これまた面白そうなので、これに落胆することなく彼の映画に挑戦していきたい!

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