第67回ベルリン国際映画祭(2017)受賞結果 金熊賞はハンガリー版君の名は。「Teströl és lélekröl」

第66回ベルリン国際映画祭受賞結果

金熊賞:
Teströl és lélekröl

監督:イルディゴ・エンエディ

「私の20世紀」でカンヌ国際映画祭
カメラドールを獲った
ハンガリーのイルディゴ・エンエディ
監督が18年ぶりに撮った長編映画。
あらすじを読むと、どうやら
君の名は。

」っぽいストーリー。
何年もの間夢の中で出会う男性と
現実世界で出会った女性の話らしい。
監督は日本では無名だが、
この手の作品が好きな日本なら
需要はあるはず。

ベルリン国際映画祭ものの
配給が遅れがちな日本だが、
この作品は早めの日本公開を
お願いしたい。

金熊名誉賞:ナンサン・シー、
ジェフリー・ラッシュ、
Samir Farid

審査員グランプリ:
Félicité

監督:Alain Gomis
ヨーロッパの三大映画祭が
いかにも好きそうな
シリアスドラマ。
交通事故に遭った
息子の手術代を
稼ぐために
タブーを犯してしまう
母親を描いた作品。

監督賞:
アキ・カウリスマキ
(Toivon tuolla puolen)

フィンランドの巨匠
アキ・カウリスマキ引退作品。
「ル・アーヴルの靴みがき」に
次ぐ移民を描いた作品との
こと。東京国際映画祭
ディレクターの矢田部さんも
絶賛していただけに、
日本公開が楽しみ♪

ユーロスペースよ
早めに公開よろしくお願いします。

男優賞:
Georg Friedrich
(Helle Nächte)

監督:トーマス・アルスラン

日本では知名度は低いが、
ベルリン国際映画祭
常連監督トーマス・アルスラン
監督のドイツ・ノルウェー合作。
親子の関係を取り戻す
ロードムービー。

女優賞:
キム・ミニ(“On the Beach at Night Alone”)

監督:ホン・サンス

恐らく、東京国際映画祭には
招待されるだろう。
ディレクターの矢田部さんが、
とにかくキム・ミニの
演技をベタ褒めしていました。
いつものホン・サンスらしい
挑戦的な作りが特徴的
らしいので楽しみ。

脚本賞:
“Una mujer fantástica”

監督:セバスチャン・レリオ

グロリアの青春

」の
チリ監督レリオの新作。
トランスセクシャルのシンガーが
パートナーの死をきっかけに
トラブルに巻き込まれるサスペンス。
「グロリアの青春」同様、
生々しい性描写がありそうな作品。

芸術貢献賞:
“Ana,mon amour”

監督:カリン・ピーター・ネッツァー

「私の、息子」で金熊賞を
受賞したルーマニアの
ネッツァー監督作品。
母の精神病のせいで
関係が崩れていく
カップルを描いた作品。

アルフレッド・バウアー賞:
“Pokot”

監督:アニエスカ・ホランド

「ソハの地下水道」のホランド監督
最新作。
連続殺人を捕まえようとする、
元エンジニアの女性教師を
描いたサスペンス。

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