北欧旅行で観た映画3:
奇蹟がくれた数式(2016)
The Man Who Knew Infinity(2016)
監督:マシュー・ブラウン
出演:デーヴ・パテール,
ジェレミー・アイアンズ
評価:30点
日本では10/22(土)より
角川シネマ有楽町、
Bunkamura ル・シネマ他
にて公開。
天才数学者
シュリニヴァーサ・ラマヌジャン
の実話物語。
北欧旅行の飛行機
エンターテイメントで
観たので感想を書きます。
「奇蹟がくれた数式」あらすじ
インドの数学マニア・ラマヌジャンは新しい定説をケンブリッジ大学に提出。
あまりのレベルの高さに、
ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディは
大学へ招いた。
しかしながら、貧しさから
数学を学校等でしっかり学んで
来なかったラマヌジャンに
対し学会は強く拒絶感を抱く。
ラマヌジャンはハーディと
共に理論構築に挑むのだが…
焦点がぶれちゃっている!
ブンブンは高校時代、数学が
好きすぎて偏差値80
(自分でも信じられないが実話ですw)
を出したことが
あり、理系に進もうとしたことがある
故に天才数学者の話は興味
惹かれるものがあるのだが、
なんだろう…全く本作に
惹かれないのである。
その原因を自分なりに分析
すると、「焦点がぶれている」
の一つに集約できると思う。
」だったら
ホーキング博士、
「イミテーション・ゲーム
」だったら、
チューリング博士の苦悩に焦点が
当てられ、天才ながらも
抱く苦悩や葛藤がよく描けており
感情移入しやすかった。
しかし、本作はインドの貧困
数学者ラマヌジャン目線なのか、
ケンブリッジ大学のハーディ教授
目線なのかはっきりしないので
感情の焦点がぶれてしまい、
物語に没入できない作品となっている。
なんたって、ラマヌジャン目線なら
貧困描写やイジメ描写を
もっと描くべきなのだが、
中途半端に盛り上げているので
全然心に響かない。
かといって、教授目線も
学会に立ち向かおうという
気概があまり感じられないので
冷めてしまう。
やはり、実話モノは
偏ってもいいので
焦点を一つに絞って
そこに向かって掘り下げていくことが
大事だなと感じました。
ラマヌジャンを演じた
デーヴ・パテールは
相変わらず演技が
上手いだけに残念だ…
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