“Ç”ワインハウスの真実!「AMY エイミー」歌詞をじっくり読んでますか?

AMY エイミー(2015)

AMY 映画

監督:アシフ・カパディア
出演:エイミー・ワインハウス

評価:50点

皆さん、洋楽はよく聴きますか?
洋楽の歌詞をじっくり読んだことが
ありますか?

ハリウッド映画などの字幕は、
基本的に権利の関係で
サントラの和訳を
載せない。
DOPEなサウンドに魅せられて、
そのサントラが好きになることも
あるだろう。

また、CMや街中で流れる
洋楽のPOPなサウンドに惹かれて
アーティストを好きになることも
あるだろう。

しかし、歌詞をじっくりと理解せずに
音楽を楽しむことが結構
ヤバいことだと
「AMY エイミー」を観ると痛感させられる。

ということで、今回は
若くして死んだエイミー・
ワインハウスの
ドキュメンタリーについて書きます。

「AMY エイミー」概要

2011年7月23日に27歳という若さで亡くなった
イギリスのシンガーソングライター、
エイミー・ワインハウスの
生涯に迫ったドキュメンタリー。

9歳の時に親が離婚。
厳しい状況ながらも独特の歌声で
人々の注目を集め、
2003年に「フランク」で
トップスターへとのし上がる。

しかしながら、スランプに
陥りドラッグ中毒と
過食症になってしまい、
身を削るように
音楽を作るようになる…

ワインハウスの歌は重い

エイミー・ワインハウスは
白人にも関わらず、
ヴォイスがまるで黒人の
ように重いヴォイスを持っている。

それ故に、テレビでは
「粗野な声だね」
と茶化されたりする。
(ブンブンは、このテレビ番組の
MCに凄い憤りを感じました。
ブンブンも独特な声が原因で
就活の面接で嫌な思いをしているので
エイミー頑張れ!と応援しました。)

しかし、彼女は
粗野な声を武器に、
繊細ですぐ壊れてしまう
心を曲に込めた。

例えば、カレシと
別れた思い出を
「バック・トゥ・ブラック
(Back to Black)」

語ったり、
(「Back to Black」和訳歌詞

)

ドラッグ中毒で施設に
入れられそうになった時の
思いを「リハブ(Rehab)」に綴り、
「リハビリになんていかないわよ!」
と魂の叫びを投げつける。
(「Rehab」和訳歌詞

)

本作を観ると、
シンガーソングライターである
エイミー・ワインハウスがいかにして
自分の身を削って作品を
作り出しているのかがよくわかる。
曲も和訳がついてしっかり、
エイミーのソウルが理解できる
ようになっている。

そして、繊細すぎるが故に、
有名になり世間からの眩しいほどの
光を受けてドンドン壊れていく様子が
怖い。

ドラッグに酒に溺れ、
過食症になる。
しかし、ドキュメンタリーが故に
彼女の異変は既に取り返しのつかない
もの、どうしようもないものに
なっているのがまた切ない。

彼女の関係者が、
「女子トイレに行ったとき、
酷く汚れていて、
エイミーは顔を拭いたのでしょう。
マスカラが顔に付いていた」

と語るが、どうにかできたのでは?
と思ってしまうほど痛く
胸が締め付けられます。

彼女のゆがんだHELPを
マネージャーも、
家族も癒やしてあげられなかった。
アーティストとして常に
孤独で追い詰められているが故に
Rehabのような傑作が
生まれたと思うと、
純粋に彼女の曲を楽しめなく
なってしまいました。

でも、今回初めて
エイミー・ワインハウスの
歌をじっくり聴いて、
彼女の魅力を再発見できた
一本と言える。

ちょっと、話が込み入りすぎて
分かりにくいので、
ざっくりエイミー・ワインハウス
のことを調べて観ることを
オススメします。

昨日角川シネマ有楽町
本作を観たのだが、
結構混んでいたので、
今日観る方は要注意です!
サングリア

↑入場者プレゼントでサングリアを
もらった。

P.S.彼女目線で観るとこんな感じ?

本作は主に関係者目線から
エイミー・ワインハウスに迫っている。

恐らく、エイミー目線で観ると、
振り付け師ボブ・フォッシー
の映画「オール・ザット・ジャズ」
ような世界なんじゃないかな~

是非、本作で彼女に興味が出たら、
「オール・ザット・ジャズ」
を観ることをオススメします。

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