主題歌の伏線
本作は、開始そうそう地獄へまっしぐら、いきなり地獄図(HELLs)のライブから始まり、
主題歌の「TOO YOUNG TO DIE」で始まる。
歌詞に、「俺の右腕はジミヘンの左腕」とか
「下半身はマイケルジャクソン」とか、
シュールな歌詞が続くのだが、
これが、後半の「じゅんこ」の
下りにつながってきます。
まさに千手観音のごとく、
神童の手を借りまくった
「じゅんこ」というキャラクターと
大助がギター対決をするシーンは
見物ですw
ちなみに、「じゅんこ」登場シーンで
彼女が弾き始めるアメリカの国歌は、
ジミヘンがウッドストックで弾いた
伝説のライブへのオマージュ
と思われる。
ジュンコとジャンゴ
劇中突如出現する刺客「ジュンコ」。やたらと
クローズアップにするは、
「ジュンコ」と叫ぶわ、
シュールだっと思いますが、
あれはタランティーノの
「ジャンゴ 繋がれざる者」
のオマージュと思われる。
てっきり、「ジャンゴ 繋がれざる者」
のオープニングシーンの元ネタ
である「続・荒野の用心棒」だと
思っていたのだが、
カメラワーク的にタラちゃん要素が
強かったです。
トラウマ絵本「地獄」
本作で大助のクラスメイトが
バスの中で読んでいる本は
白仁成昭&宮次男著の「地獄」という
絵本。丁度2年前ぐらいに、ネットや
テレビで話題になったトラウマ絵本。
とにかく生々しい地獄の絵が
凄いです。クドカン、さては
この本を読んで映画化決めたかな?
ちなみに、地獄描写は
恐らく石井輝男の
「地獄」を基にしているかなー
ターミネーター
地獄ロックバトルの説明シーンでタンバリン
男が闘いに挑み敗れ、
そのまま灼熱釜に
ほうりこまれた後のシーンが
「ターミネーター2」を意識
したような感じになっています。
1970年代サイケデリック表現
本作は何度も主人公大助が輪廻をするのだが、
その描写がまるで薬物をやった人の
幻想のようにサイケデリックだw
「イージー☆ライダー」や
「ホーリーマウンテン」
など
1970年代当時の狂った感じが
よく現れている描写と言える。
いっインターステラー
何故か、地獄の設定が、
「地獄での1週間は人間界での
10年だ」ってどっかで聞いたことの
ある設定だなと思いきや、
「インターステラー」
やん!
しかも、最後の天国の描写
から考えて影響を受けているのでは
と推測できる。
それにしても、宮藤官九郎は
サンプリングが上手いですねー
期待してなかったけど、けっこう面白そう~(*‘∀‘)
確かに最近120~140分映画多いけど、削った方が良かったよね、って映画多いっすね。
いい意味で予告編詐欺でしたね!
あんなにロック・オペラ感満載、カタルシスな映画だとは思ってもいなかったです(*^_^*)