ファブリックの女王(2015)
Armi elaa!(2015)
監督:ヨールン・ドンネル
出演:ミンナ・ハープキュラ,
ラウラ・ビルンetc
評価:55点
日本でも根強い人気を
誇るフィンランドの
マリメッコ。
その創始者である
アルミ・ラティアの
半生を描いた伝記ドラマ。
監督は、元マリメッコ役員の
ヨールン・ドンネル。
マリメッコ全面協力のもと、
独特なアプローチで彼女を
見つめた作品だ。
フィンランドアカデミー賞で
脚本賞と美術賞を
獲得しました。
に所属する
身としてウォッチしてきたぞ~
「ファブリックの女王」あらすじ
アルミ・ラティアは、夫が買収したオイルプリント会社
で働く内に、
ファッションビジネスを思いつく。
全財産をかけたファッションショーは
大成功。
マリメッコとして株を上場するほどの
大企業にするのだが時代に
乗れず赤字を抱え…
「スティーブ・ジョブズ」よりも演劇
当ブログでも紹介した「スティーブ・
ジョブズ(2015)
」は演劇スタイル
にすることで、一人の天才の人生を
神話化することに成功した。
同様に、本作も「演劇」テイストの作品だ。
創始者アルミ役に抜擢された
女優が、演目のリハーサルで
果たしてアルミの感情を理解
しようとする苦悩が非常に
重要になってくる。
予告編だと、全くその設定を
無視しているので、
人によっては衝撃を
受ける物語運びだ。
男尊女卑が激しい時代の為か、
なかなか夫に認めてもらえない。
成功したマリメッコ事業も
赤字を抱え、役員から
会社を追い出されそうになる。
スティーブ・ジョブズに近い
苦難を辛抱辛抱で乗り越えていく。
主演のミンナ・ハープキュラが
あまりにも魂のこもった演技を
するので熱くなる。
演技にストイックな女優という
設定なので、徹底的に
「監督、もう一度やりましょう」
と言ったり、「果たしてこの
演技でいいのだろうか」と
悩んだりする。
それが最後には、
アルミと一体化するのだ!
非常にトリッキーな作品だが、
普通の伝記物とは違い、
より一層人物の
心情に迫れる。
マリメッコ好きは是非
ヒューマントラストシネマ渋谷
に行きましょう!
おまけ:トイレの伽椰子さん
↑クリックすると拡大するよ
ヒューマントラストシネマ渋谷の
トイレが今「貞子VS伽椰子」祭りと
なっている!
伽椰子推しなのか、
トイレの至る所に
伽椰子と俊雄のボヤキが書いてあります。
是非ヒューマントラストシネマ渋谷
に来たら、トイレもチェックしよう!
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