“Ç”大きなオトモダチ、ハロウィンに…「映画GO!プリンセスプリキュアGO!GO!!豪華3本立て」

映画GO!プリンセスプリキュアGO!GO!!豪華3本立て

映画 プリンセスプリキュア

監督:座古明史、宮本浩史、貝澤幸男
声の出演:嶋村侑、浅野真澄、山村響、
沢城みゆき、東山奈央、古城門志帆

評価:40点

映画ブロガーは年に数度、
普段は観ないようなジャンルに挑戦する。
前田有一は「映画 妖怪ウォッチ」を
柳下修平は「ヒロイン失格」を
かつて紹介していた。

今回、ブンブンはあろうことか
「プリキュア」の映画をハロウィン当日に
観に行ったぞ~
果たしてその感想は…

ファミリー8割、大きなオトモダチ1.5割+…

池袋のシネマサンシャインで観て来ました。
やっぱり池袋ってこともあり、混んでるし、
危険そうな人が多く治安が悪い。
なんとか映画館にたどり着き、
イカしたボイスで「プリキュア13:50の回ください」
と言うと男の人当惑を隠せず。

そんなことはさておき、
ブンブンの行った回の様子をレポートしましょう。
まず、8割方ファミリーです。ハロウィンだろうか
コスプレ族が多数占められています。
今年はエルサが流行しているらしく、
アリスのファッションかなと思いきや
エルサでした。アナは0人。引きこもりを
引きづり出すのは
大変そうやねw

後方座席に座るのは大きなオトモダチの団体。
加湿機能を持った野郎ども10人ぐらいが団体で
やってきましたw

あと意外だったのは、なぜかおばあちゃん二人組が
いたことです。「ギャラクシー街道」と間違えていませんか?

凄惨を極める予告編

予告編と言えば、ちびっ子でも好きだったりする。
次はどんな映画をやるのかな~と。
まあ、この時期だから「ちびまる子ちゃん」か
「妖怪ウォッチ」かなと思うじゃん。
なんと、萌え・グロなアニメーションの予告編
ばかり流されました。

実際に放送された予告編「ハーモニー」

おいおい、女の子泣いているよww

プリキュアを映画学的に観てみた

さて、こっからは本編について語っていく。
正直、全くプリキュアファンでない私から
したら気持ち悪い映像に苦しみを覚えた。

ラブライブ同様、最近のアニメで主流になりつつある
ゲーセンの画面みたいなCGの使い方。
不気味でしょうがない。
少女たちの足も棒のようで、何等身だよ?と
思うほどだ。

しかし、10年以上(?)も続いてきたシリーズだけに
何故ちびっ子をあるいは大きなオトモダチを引きつけたかが
分かる。

まず、3本構成になっている点だ。
ちびっ子は集中力がない。
つまり90分でも集中力を持たせるのは厳しい。
そこで3本構成。
1本目はディズニーやピクサーが得意とする
ノンバーバルコミュニケーションで描く短編。
おばけと少女が魔法対決する話となっている。

そこで、ペンライトシステムのやり方を説明する。
ペンライトシステムとは、事前に観客に購入させた
ペンライトを劇中で振らせるシステムだ。
第四の壁を越えて、ちびっ子たちに
ペンライトを振って応援してねと
いうと、ちびっ子たちはペンライトを振り出す。
隣を見ると加湿器も振っているではないか。

ビジネスとしても上手くいっているなかなかの手だな
と感じた。

「ウォッチメン」に「メトロポリス」に…

前座が終わり始まるのはメインディッシュ。
パンプキン王国に誘拐されたプリキュアの
奮闘を描いた物語だ。

やはり70分くらいに3本も話を入れると
必然と物語を重厚に描くのは困難。
起承転結を迅速に進める必要がある。
そこで、タイトルロール。
物語を進行させつつタイトルロールも
展開させることで、各キャラクターの
設定を語らせる手法が使われている。
これは「ウォッチメン」でボブ・ディランの
「The Times They Are A Chengin’」

流しながら歴史を語らせる手法と同じである。ほう

また、ストーリー構成はかなり「メトロポリス」
意識している。プリキュアがやってきたパンプキン王国では、
王様・女王・そして大臣が国民を牛耳っており、
国民(パンプキンの妖精)を仄暗い工場で
酷使させている。
それをプリキュアが知り革命を起こすのだが、
プリキュアってもともと比較的裕福な属性である。
所謂カースト上位である。
そして「メトロポリス」も階級上位の者が、
下位の実情を知り革命を起こすって話である。

終盤になると、エヴァンゲリオンみたいなサードインパクト
が起き、王国が壊滅するくだりも「メトロポリス」の
エンディングに非常に酷似していることから、
明らかに影響をウケていると言えよう。
故に、映像を除けばストーリーはきちんと
していたりする。短い間にエッセンスを
上手に詰め込んだと言えよう。

3本目は茶番

ただし、2本目がカタルシスを生む内容だった故に
3本目は茶番である。ゼツボーグ(無駄に格好いい)
との戦いを描いた作品だが、やっつけ感が強く、
ちびっ子たちの集中力が切れてしまいましたw

いやープリキュア、なかなかカオスな映画だったなと
ブンブンは驚愕し学園祭に向かうのでした…おわり

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