アメリカン佐村河内事件「ビッグ・アイズ」ボローニャのシネコンCINEMA CAPITOLにて

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CINEMA CAPITOLに潜入!

イタリア、ボローニャのシネコン
CINEMA CAPITOLに行ってきました!

なんと、イーストウッドの新作
「アメリカン・スナイパー」や
ティムバートンの新作「ビッグ・アイズ」がアメリカ公開から、
間をあまり置かず公開!
凄すぎるぞ(^^)

さて、日本公開が1/23に控えている
ので「ビッグ・アイズ」を観ました。

料金

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イタリア語は仏語や英語と似ている
為よゆーで学生料金を訊けるのだが、
んっないだと!
60才以上老人料金は6.50ユーロ、
8時からの上映6.50ユーロ,
月曜・水曜5.50ユーロと割引
項目多いのに学生料金なし。
一般8.50ユーロと高めである。

吹き替え大国?

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アメリカでは12/25から公開の
「アメリカン・スナイパー」、
「ビッグ・アイズ」。
にも関わらず、この映画館は
イタリア語吹き替え上映しか
ない模様。

うちが観た「ビッグ・アイズ」、
クリストフ・ヴァルツの声が
チャラ男感溢れていて爆笑。
ってかシリアスな内容な筈なのに、
登場人物皆情熱的な語り口調だから、
会場爆笑の嵐でしたw

イタリア人はどうも、静かに出来ない
らしく、劇場は五月蝿め。
携帯普通にいじるはツッコミ
激しいですw
そんな国民性(?)の為か、
映画の中盤に途中休憩5分
設けてある。

意外な予告編編成

通常、映画の上映時間から15〜20分
程、企業コマーシャルや予告編が
流される。

しかし、イタリアは5分で予告編時間
を終わらせる速攻さw

実は、映画上映時間の10分前から
企業コマーシャルを流し、
上映時間になったら予告編だけ
流すテクニックで客を退屈
させないようにしているのだw
確かに企業コマーシャル邪魔
だよねw

ビッグ・アイズ

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監督:ティム・バートン
出演:エイミー・アダムス、
クリストフ・ヴァルツetc

あの、ファンタジストである
ティムバートンが
ジョニデも起用せず、
実話ものをやるとはどうした?

彼が挑んだ実話もの「エド・ウッド」
ですらジョニデを使っているだけに
衝撃でした。

しかし、町山智治の解説曰く
彼の作風に大きな影響を与えた
人物の物語。彼はマジな愛で
映画化したそうだ。

その人物とは、
マーガレット・キーン。
日本の萌え系漫画に出てきそうな
大きな目の子どもを描き続けた
人物だ。
しかし夫が彼女の手柄を横取り
し、絵を描いたのは彼女なのに、
世間では夫が描いたことにな
ってしまう佐村河内事件同様の
境遇を辿ってしまう。

そんなシリアスな話なのに…
これコメディなんだ!
とにかく、クリストフ・ヴァルツが
マシンガントーク、顔芸で
暴れまくる滑稽さ。
「イングロリアス・バスターズ」
を思い出す「怖いけどオモロイ人」
全開だ!

しかも、やはりティムバートン色は
失っていないので、実話ものなのに
ファンタジー色が強い。

やはり、「エド・ウッド」の時
同様、シリアスな話もユーモラス
に描くのが彼である。

作品の構成としては、
あの描写だと、すぐに
夫の嘘が世間にばれかねない。
やはり、もうちょっとサスペンス
感を出す必要があったと感じた。

その代わり、
マーガレット・キーンの葛藤と
絵をリンクさせる描写は
マジでティムバートン、愛を
注ぎまくってた。
今まで培ったファンタジー描写を
使って繊細に描ききったのは
注目である。

さあヴァルツさん、
またしてもアカデミー賞助演男優賞
獲れるかな?
3回目だが…
「ビッグ・アイズ」予告編

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