昨年、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「アデル、ブルーは熱い色」。
これ、友だちと軽いノリで観に行ってトラウマになった映画なんだー~_~;
スピルバーグ絶賛は「罪の手ざわり」もそうだったが、友だちと観るべきでない。
バイオレンスや写実的なS⚪︎Xがあるから気まずくなるぞ!
でも、映画の凄さは原作を読んでからジワジワとやってきた(≧∇≦)
原作は当時19歳だったジュリー・マロが授業の合間に書いたバンド・デシネ(漫画)。
同人誌的ノリ(?)だから、中身が良くある入院ものになっていて、お涙頂戴感がある。もちろん、レズビアンの繊細な葛藤描写に泣けてきますよw
フランス人の高校生は、大学受験的存在バカロレアのテスト教科に「哲学」があるのだが、その勉強をする様子をそのまんま描くのだ!
だから、まるでエリック・ロメール映画のようにクダけた会話で議論する。サッパリ聞き取れね〜~_~;でも、これがマジな仏語なんだなと痛感したぜ。
そんなエリック・ロメール映画さながらの雰囲気を3時間ぶっ通しで観たら疲れるのだが、やっぱラストには圧倒されたねー。
もはや、原作崩壊させまくりなのだが、あの哀愁あるラストが見事。お涙頂戴感を見事に消し去りクールにぶつ切り。これぞフランス映画だと思ったぜ(≧∇≦)
ちなみに監督のケシシュさんはチュニジア人。なのにリアルフランス不思議だな〜
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