【なら国際映画祭】『ビーンズ』少女の瞳に映る「眼には眼を」
さて、1990年にケベックで発生したオホーク族とオカ町の住人との間で発生した紛争「オカの闘い」はどうだろうか。オホーク族の権利を踏みにじるオカ町の人々に対し、オホーク族が銃で威嚇したことにより紛争へ発展した。
さて、1990年にケベックで発生したオホーク族とオカ町の住人との間で発生した紛争「オカの闘い」はどうだろうか。オホーク族の権利を踏みにじるオカ町の人々に対し、オホーク族が銃で威嚇したことにより紛争へ発展した。
アジア映画に弱いので、少し香港映画に触れてみることにした。今回はサモ・ハン・キンポーのデブゴンシリーズから『デブゴンの霊幻刑事(キョンシー・デカ)』を観てみました。
9月、10月は個人的に不安しかない作品が2本控えている。1本目はフランスのアルチュール・アラリ監督が小野田寛郎を描いた伝記超大作『ONODA 一万夜を越えて』。もう一本はこれまた海外の監督アンドルー・レヴィタスが水俣病を扱った『MINAMATA―ミナマタ―』である。どちらもセンシティブなテーマであり、日本の監督ですら上手く事象を捉えつつ映画の文法に翻訳できるか難しいところがある。特に『MINAMATA―ミナマタ―』は時代考証の一部を真田広之が行ったと耳にしているだけに余計に心配だ。そんな本作を観る前に予習しようと土本典昭監督作『水俣一揆-一生を問う人々-』を観ました。
今、Amazon Prime Videoで歌劇をテーマにしたアニメが配信されている。その名は『かげきしょうじょ!!』。斉木久美子の同名漫画のアニメ化である。これが、よくある青春キラキラもの、縦社会もののあるあるを次々と覆していく凄まじい作品であった。今や、コンプライアンスが重要視され、今まで習慣として存在していたものがパワハラ、セクハラとして認定される中でいかにして建設的な「高み」を目指す世界を描いていくのか。また、2010年代後半から『ハル×キヨ』、『羽柴くんは152センチ』などといった高身長をコンプレックスとして描く漫画が増えていった一方で、「アイドルマスター」の諸星きらりや「ウマ娘」のヒシアケボノ、「呪術廻戦」の高田ちゃんといった高身長を個性として捉えたキャラクターが次々と生まれていった。現実社会でも、2010年代後半からyoutubeやインスタグラムで高身長を売りにしたり高身長あるある動画でコンプレックスを共有する動きが出てきた。つまり日本において高身長女子の表象に多様性が生まれてくる中で、このアニメが制作されたことは非常に重要な意味を持っているのだ。今回、第11話まで観たのですが、毎回面白いギミックが凝らされていたので語っていきます。
シルビーの帰郷(1987)Housekeeping 監督:ビル・フォーサイス出演:クリスティーン・ラーチ、サラ・ウォーカー、アンドレア・バーチル、アン・ピトニアック、バーバラ・リーズ、ビル・スミリー、マーゴット・ピンヴィ…
#ダダーン
皆さん、カメルーンをご存知だろうか?アフリカ西南部にある国で、ニシローランドゴリラの生息地で有名な世界遺産ジャー動物保護区がある場所だ。なんと、Netflixではそんなカメルーンの映画が観られるのです。タイトルは『漁村の片隅で』。カメルーンの貧しい漁村で暮らす女の子が父親の監視を回避しつつ学校に勉強をするエクストリーム登校映画だ。こんな作品が観られるのはNetflixだけ。
友人から『ヤクザと家族 The Family』を観てほしいとリクエストをいただいたので観てみました。藤井道人監督は『宇宙でいちばんあかるい屋根』を観た時に、海外の映画祭を意識している監督なんだなと思って、内向きになりやすい日本映画界にとって重要な監督であることは間違いありません。さて、彼がヤクザ映画に挑んだということで観てみたのですが、これがなかなか困った映画でありました。
Never Goin’ Back(2018) 監督:オーガスティーン・フリッツェル出演:マイア・ミッチェル、カミラ・モローネ、カイル・ムーニーetc 評価:65点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 こ…
また2作目『映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』では、前作がオムニバス形式だったのに対し、一直線の物語に挑戦する。敵役すりかえ仮面(小林よしひさ)が何故イタズラするのかを掘り下げる。その理由が、イタズラをして他者に認知してもらわねば消滅する運命を抱えていたというもので、いじめっこを排除することが平和に繋がらないことを訴えていた。子ども映画の倫理譚は『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』における産業廃棄物問題を始めとして深い領域まで掘り進めており感銘を受ける。また、映像面でもフレームの外側を活用し、ガラピコぷ〜の民が目に映らぬところでどんちゃん騒ぎする様子が描かれている。幼児の眼を信じての演出。スクリーンには草むらしか映ってないのに、幼児たちが爆笑していたのが印象的であった。
さて、今回シリーズ3作目ということで朝イチで観てきました。
戯夢人生(1993)The Puppetmaster 監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)出演:リー・ティエンルー、リン・チャン、ウェイ・シャオホイetc 評価:80点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 「死ぬまで…