【YIDFF2023】『不安定な対象 2』3時間の工場見学
不安定な対象 2(2022) The Unstable Object II 監督:ダニエル・アイゼンバーグ 評価:80点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー映画祭2023で上映される3時間…
不安定な対象 2(2022) The Unstable Object II 監督:ダニエル・アイゼンバーグ 評価:80点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー映画祭2023で上映される3時間…
何も知らない夜(2021) A Night of Knowing Nothing 監督:パヤル・カパーリヤー 評価:60点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー映画祭にカンヌで話題となった作…
アンヘル69(2022) ANHELL69 監督:テオ・モントーヤ 評価:60点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー映画祭2023のラインナップが発表された。その中にコロンビア映画があった…
ある映画のための覚書(2022) NOTES FOR A FILM 監督:イグナシオ・アグエロ 評価:70点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー映画祭2023コンペティション作品の『ある映…
リトル・パレスティナ(2021)Little Palestine, Diary of a Siege 監督:アブダッラー・アル=ハティーブ 評価:70点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー…
山形国際ドキュメンタリー映画祭でモロッコの作品『光の消える前に』を観ました。本作はMUBIで配信されている『いくつかの無意味な出来事について』のフッテージを使用してモロッコ映画史を分析する作品なので予習して観ました。
カマグロガ(2020)Camagroga 監督:アルフォンソ・アマドル 評価:60点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 山形国際ドキュメンタリー映画祭で『カマグロガ』を観ました。スペイン・バレンシア地方の農業を捉…
山形国際ドキュメンタリー映画祭の作品は、日本公開されないものも少なくない。超長尺映画となると尚更だ。故に、ドキュメンタリー映画好きとしては積極的に挑戦していきたいものがある。さて、本祭の超長尺映画枠としてスペインから『発見の年』がやってきた。本作は新大陸発見から500年後の1992年、オリンピックや万博の華やかな雰囲気の裏で蹂躙される市民の怒りを2画面で200分綴った超大作となっている。日本も2021年、東京オリンピックが開かれ、テレビでは華やかなニュースが流れる裏で、市民の猛烈な抗議が行われた。他人事ではない内容なので観てみました。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2021コンペティション部門で配信上映されるモロッコ映画『光の消える前に』。1970年代モロッコで活発化した自由主義運動に関するドキュメンタリーであり、本作ではモスタファ・デルカウイの封印されし映画『いくつかの無意味な出来事について』のフッテージが使われているとのこと。モロッコ政府によって封印され、最近になってようやく陽の目を浴びたこの作品はMUBIで配信されていたので観てみました。
さて、2021年。山形国際ドキュメンタリー映画祭は苦境に立たされる。前年初めから始まった新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが終息せず、映画祭に襲い掛かったのだ。開催か、中止か、苦渋の決断の上、本祭はオンライン開催に踏み切った。しかし、作品数は削減され小規模なものとなった。さて、もう一つ本祭にとって悲しい出来事があった。映画祭期間中、映画関係者と映画ファンがボーダーレスに語り合える空間であった香味庵こと老舗漬物店「丸八やたら漬」が年々需要が減少している漬物のニーズ、そして新型コロナウイルスの影響で135年もの歴史に幕を閉じたのです。個人的な思い出話になるが、2019年に訪れた際の盛り上がりの消失はあまりにも辛いものがある。文化の要塞となった、香味庵の喧騒の中で、老若男女、目当ての映画、今日観た作品の感想を語り合う。何気なく話していたら、それが監督だったり映画評論家だったりする。そして気が付けば、24時。シンデレラなら一目散に解散せねばならぬ刻となる。この高揚感が楽しく、映画仲間と「2年後またここで盛り上がろう」と契りを交わした。それが果たせなくなってしまったのだ。