トラック野郎・爆走一番星(1975)

監督:鈴木則文
出演:菅原文太、愛川欽也、あべ静江、
春川ますみ、加茂さくら、研ナオコ、
夏八木勲etc
ライバル:田中邦衛(ボルサリーノ2)
評価:70点
トラック野郎シリーズ2作目。今回のライバルは田中邦衛扮するボルサリーノ2。ブンブンはあれっと思いました。確か、田中邦衛は警察官役だった気が…と。調べてみたら、8作目にあたる『トラック野郎・一番星北へ帰る』で警官役として再登場しているとのことでした。なので、本作も初見。果たして…
『トラック野郎・爆走一番星』あらすじ
結婚したいと考える一番星は、見合い写真を撮り、やもめのジョナサンのアドバイスのもと婚活を行なっていた。そんな中、うんこをしにドライブイン「おふくろ」へ立ち寄った際に、一番星のハートを貫く美女が現れる。太宰治好きだというその女子大生の気を惹こうと頑張っている一番星の前に、ボルサリーノ2が現れる…一番星は処女がお好き
いきなり衝撃発言から物語が始まる。星桃次郎こと一番星はトルコ風呂で女たちを囲んでこう語る。
一番星「俺は結婚がしたい」
女「私じゃダメなの?」
一番星「俺はトルコの女とは1000回近くセックスをしたが、処女とはやったことがない。だから処女が良い」
全くセックスのセの字とも無縁な寅さんに対して、桃次郎は経験値豊富である。しかし、恋愛不器用に加え、妙なこだわりからなかなか結婚できないでいる。というよりか当時菅原文太の年齢はアラフォー真っ盛り。そんな彼が劇中で付き合おうとしていた女は大抵20台。第5話『度胸一番星』では当時18歳だった片平なぎさと付き合おうとしていたのだから、パパ活もいいところである。そんな彼を邪魔するのが、田中邦衛扮するボルサリーノ2。ジャン=ポール・ベルモンドのような格好で登場して、桃次郎を煽りまくります。
やはり、田中邦衛は二流のイメージが強いためか、この手の強大なライバルはちょっと似合わないなーと思ってしまう。ただ、それでも殴り合いのシーンは迫力があった。
今回は前回と比べ、警察官とのアクションシーンが多く、警察官をいかに撃退するかに拘っており、特に排ガス攻撃がブンブンのお気に入りでした。
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