クーリエ 過去を運ぶ男(2012)
The Courier(2012)

監督:ハニ・アブ・アサド
出演:ジェフリー・ディーン・モーガン,
ジョシー・ホー,
ティル・シュヴァイガーetc
評価:80点
Netflixで「クーリエ 過去を運ぶ男」がアップされていた。「パラダイス・ナウ」、「オマールの壁
」のハニ・アブ・アサド監督作だ。長らく観たいなと思っていても鑑賞手段がなかったのだが、遂にNetflixで観られるとのことで興奮して観ました。これが非常に面白かった。
「クーリエ 過去を運ぶ男」あらすじ
凄腕「クーリエ(運び屋)」はFBIから60時間以内に鍵がかかった鞄を届けることとなる。しかし、行く先々で人が殺されてしまう…007映画を撮って欲しい
低予算インデペンデント映画っぽかったので油断して観たのだが、冒頭から凄まじいアクションが展開されていた!
舞台は人ひとりもいないような閑古鳥遊園地。運び屋は、残された数分でナントカして物をターゲットに渡そうとする。何故かターゲットはローラーコースターの頂上で女を人質に取っている。なんでソンなところにわざわざいるのか?と疑問に思うかも知れないが、それはアクション映画のご愛敬許してあげて。
さてこのスリリングなアクションを観ると、まるで007映画のよう。先日ダニエル・クレイグが次回007映画主演決定したばかりだが、監督は是非ともハニ・アブ・アサドに撮って欲しい。
やはり「オマールの壁」の時にも感じたことだが、カット割りによるスリルの演出が非常に上手いのだ。「クーリエ」の場合、ストップウォッチのクローズアップ描写が本当に格好良くハラハラとさせられる。また、追跡劇のバレルカバレナイカサスペンス描写も、「ゼッタイこれバレるだろう」という際どい追跡をするので、息をつく間もない。
まだまだ世界には、知られざる傑作が潜んでいることを身をもって体験しました。キャストも監督もよっぽどの映画通でないと、知らないような作品だが、誰でも楽しめるアクション映画でした。
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