【特集:アンパンマン】『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ』ボスラッシュ回

それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ(2008)

監督:永丘昭典

評価:75点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

アンパンマンフルマラソンで『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ』を観た。

『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ』あらすじ

子どもたちに根強い人気を誇るアニメ「それいけ!アンパンマン」の劇場版第20弾。アンパンマンの強さの秘密が”勇気の花のジュース”であることを知ったばいきんまんは、妖精リンリンが守っている勇気の花の台地を破壊してしまう。勇気の花を探す旅に出たリンリンとアンパンマンは、死神山でついに花を見つけるが、最強メカ・ズダダンダンに乗ったばいきんまんが現われ……。花の妖精リンリンを演じるのは「さくらん」の土屋アンナ。「ヒヤ・ヒヤ・ヒヤリコとばぶ・ばぶ・ばいきんまん」を併映。

映画.comより引用

ボスラッシュ回

アンパンマンの映画は基本的に巨大メカや巨大生物との一騎打ちになるパターンが多く、せいぜい映画の中で2種の敵と戦うのだが、本作は3体のボスと戦う豪華な作品となっている。その敵がどれも強く、砂男は大量の竜巻を生み出し、恐らくパンチも効かない難敵であり、氷の女王はラスボスかと思うほどにアンパンマンサイドを圧倒していく。

そして、今回のばいきんまんは冴えわたっている。彼の中でジャムおじさんの工場を木っ端みじんにするのは反則だと思っているらしく他の作品でもせいぜいアンパンマン号を変身させるに留まっているのだが、今回はアンパンマンの顔の原料である勇気の花を独占することで、パンを作れなくさせるスマートな戦略で追い詰めていく。この状態でパンを作っても、勇気3倍にしかならないことが提示される回となっている。

このように、本作はアンパンマン映画の中でも重要な位置を占める作品といえよう。
※映画.comより画像引用