【特集:アンパンマン】『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』「練習」の大切さ

それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ(2013)

監督:矢野博之

評価:65点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

アンパンマンフルマラソンで『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』を観た。本作はメッセージ性の高い作品となっていた。

『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』あらすじ

やなせたかし原作の人気アニメ「それいけ!アンパンマン」の劇場版シリーズ第25作。雲の上に住むゾウの男の子パオは、鼻から出したハンカチで空を掃除するザジおじさんに憧れて、自分もハンカチを出そうと練習していた。しかしなかなか上手くいかず、何か他にできることはないかとアンパンマンワールドへと向かう。一方、アンパンマンワールドでは、ばいきんまんが「ばいきんサーカス」を開催して町中を汚してしまう。短編「みんなで てあそび アンパンマンといたずらオバケ」が同時上映。

映画.comより引用

「練習」の大切さ

ゾウのパオはハンカチを生み出す魔法の「練習」をするも、なかなか上手くいかないので、逃げる。その中でジャムおじさんのもとへ居候する。なりゆきでパン作りをしたり、おにぎりを作ったりするのだが、「練習」という言葉を聞くと虫唾がして逃げ出してしまう。そんな中、ばいきんまんが開発したサーカスメカが暴走進化し「よごすゾウ」となり街に襲い掛かる。

何事にも「練習」が必要であり、最初こそ失敗しているものの「練習」を繰り返すことで上達することを謳う。ただ、物語としては最終的に「練習」から逃げて窮地による覚醒に横滑りしていくところがモヤるところである。

また、本作ではばいきんまんの性格の良さが現れた一本である。サーカスに興味のないばいきんまんだったが、ドキンちゃんが「サーカスをやりたい」とわがままを言うので、それに乗る。サーカスの会場を作り、カビルンルンをかき集めてドキンちゃんを盛り上げようとする様は熱いものを感じる。もちろん、ばいきんまん自身はお調子者なので、自分が目立とうとする感じはあるのだが、仲が良いなと思う。
※映画.comより画像引用