それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星(2011)
監督:矢野博之
評価:40点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
アンパンマンフルマラソンはプライムビデオで出てきたものをランダムに観ていく方式を取っている。今回は2011年のバージョン『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』を観た。
『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』あらすじ
やなせたかし原作の人気アニメーション劇場版第23作。宇宙の彼方にあるヘンテ星の住人ココリンが、星の危機を救ってほしいとアンパンマンに助けを求めてくる。ヘンテ星では食事といえばカプセルだけで、食べる喜びを知らなかったココリンは、ジャムおじさんの作ったパンに感激。パン作りを習ってヘンテ星を救い、人気者になろうと考えるココリンだったが、なかなかうまくパン作りができず……。「うたって てあそび アンパンマンともりのたから」と同時上映。
最悪なエンディングでは?
今回のアンパンマンは、一見すると「めでたしめでたし」になっているが、明らかにバッドエンディングである。エネルギーの枯渇で滅亡しかけているヘンテ星からココリンがやってくる。ジャムおじさんからのアイデアでパン作りの修業を始めるが、途中で投げ出してしまう。そこへ、エネルギーを狙うばいきんまんが忍び寄る。
ばいきんまんは見事にヘンテ星に侵入し、エネルギーを全て奪い、アンパンマンと対峙する。お約束の通りアンパンマンに破壊される。通常であれば、失われたエネルギーや活力は、ご都合主義の魔法で再生されるのだが、それは行われず大量のパンの提供と、パン作りのプロとなったココリンの帰還でもって「めでたしめでたし」となる。
待った、星は廃墟になっている。資源はゼロである。パン作りに必要な水も小麦もない。「腹が減ったならパンを食べればいいじゃない」って完全にマリー・アントワネットムーブではないか。あまりに星の地を理解していなくて鬼畜エンディングだったと思う。
※映画.comより画像引用