ダンシング・ヒーロー(1992)
STRICTLY BALLROOM
監督:バズ・ラーマン
出演:ポール・マーキュリオ、タラ・モーリス、ビル・ハンター、パット・トムソン、バリー・オットー、ジア・カリデスetc
評価:60点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のバズ・ラーマン映画を観た。
『ダンシング・ヒーロー』あらすじ
社交ダンスの若きチャンピオン、スコット・ヘイスティング(ポール・マーキュリオ)は、ダンス連盟の規定を無視して、ダンス選手権地区大会で、自ら考案した新しいステップに挑戦する。観客たちの支持は得たが、連盟はそれを許さず、優勝はライバルの手に。パートナーのリズ(ジア・カリーズ)は去って行き、汎太平洋グランプリを勝ち取ろうというスコットの夢は危機を迎える。スコットは、まだ初心者だが目ざましい上達をして、彼にラテンステップを教えてくれたフラン(タラ・モーリス)を新しいパートナーに迎え、ラテンのダンスを取り入れた新しいステップを大会で披露して、観客たちの熱狂的な支持を得るが、連盟会長のバリー(ビル・ハンター)の横槍で音楽を止められてしまう。
恍惚の中の辛き青春
バズ・ラーマンは、デイミアン・チャゼルに近い煌びやかさの中に闇を隠す監督だと思っている。なので、ヴィジュアルは豪華絢爛キラキラとしているが、実は暗い話だったりする。社交ダンスに出場したスター選手スコット・ヘイスティングが大会の規定を無視した大技に挑戦するも、それがきっかけで敗北、パートナーも去ってしまう絶望的な状況から始まる。そこに初心者の女が現れ、「自分と一緒に踊ってください」と懇願される。彼女は目まぐるしい勢いで成長するが、家庭に問題があってといった内容。夢破れた者と夢が破れかかっている者が情熱と情熱をぶつけ合って大会に挑むの。キラキラした画だから素直に楽しめるが、血の滲むような理想と現実の対立がここにあって少し胸が苦しくなった。残り2本。
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※IMDbより画像引用