劇場版 ドーラといっしょに大冒険(2019)
Dora and the Lost City of Gold
監督:ジェームズ・ボビン
出演:イザベラ・モナー、ベニチオ・デル・トロ、テムエラ・モリソン、ダニー・トレホ、マイケル・ペーニャetc
評価:60点
おはようございます、チェ・ブンブンです。最近、『The SpongeBob Movie: Sponge on the Run』にキアヌ・リーヴスが出演すると話題になりました。日本では『アナと雪の女王』でピエール瀧が狂言回しオラフの声を当てているのと同じ感覚で、ハリウッドもキッズアニメに面白いキャスティングをしている。『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』では敵役にアントニオ・バンデラスが配役されていたりするのだ。さて『ドーラといっしょに大冒険』まさかの実写化は、そういった面白いキャスティングが楽しめる作品でありました。
『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』あらすじ
両親とともにジャングルで過ごしていたドーラだが、都会の学校に進学をすることに。しかし、都会の学校になじめずにいた。そんな時、彼女は何者かに誘拐されてしまう。
ドーラがインカの黄金都市へ行くヒントを知っていたためだった。彼女は何とか逃げ出し、秘宝捜しの冒険の旅へ出ることに!
※アマゾンより引用
ダニー・トレホといっしょ
さて本作は、猿さんの声をダニー・トレホ、狐さんの声をベニチオ・デル・トロが担当するピエール瀧もびっくりなキャスティングになっています。
注目して欲しいのはダニー・トレホ。常にドーラの周りでウキャウキャ言っているのに、突然真顔でドーラに「実はお前のこと見守っていたのですよ。」と語り始めたりするのです。また、『アントマン』シリーズのルイス役でお馴染みマイケル・ペーニャも彼に負けないぞと、映画の話を折ってまでギャグをかましたりする。
そんな個性的なメンツの渦中にいるドーラ役のイザベラ・モナーも異常だ。原作にはないフェロモンを常時出しまくっていますのです。
そんな本作がまともなはずがありません!
ドーラのアニメは第四の壁を超え、子どもたちに参加させることで小さいながら大きな冒険を擬似体験できるのだが、本作はその本質を無視してドーラが「Hi,わたしはドーラ!」と目をギラギラさせながら、いちいち会話をぶった切る鬼畜っぷりを魅せています。
ただ、混沌としている作品とはいえ、陳腐な子ども向け冒険映画に収まってしまっているので、爆発力に欠けた作品と言えよう。
日本では12/25にビデオスルーするようです。
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