【『フォードvsフェラーリ』公開記念】『24時間戦争』フォードの野望/フェラーリの夢

24時間戦争(2016)
The 24 Hour War

監督:ネイト・アダムス、アダム・カローラ

評価:65点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

11/2(土)に東京国際映画祭で上映、そのあと2020/1/10に日本公開する『フォードvsフェラーリ』。フランス題名が《Le Mans 66》であることからもわかる通り、1966年、モータースポーツ絶頂期の中繰り広げられたフォードとフェラーリの熱き企業対決《1966年のル・マン24時間レース》を描いた作品であります。東京国際映画祭で一足早く本作を鑑賞するブンブンはAmazon Prime Videoで予習として『24時間戦争』を観ました。

『24時間戦争』あらすじ


ル・マンでのフォードとフェラーリの競争は、レースの歴史において最も有名な戦いの1つです。ヘンリー・フォードⅡは、フォード・モーター・カンパニーを再建するためにフェラーリの買収を開始しました。フェラーリは当時の世界のトップにいたレーシングチームでした。交渉は数か月にわたって繰り返されたが、エンツォ・フェラーリは頭を垂直に振り回さなかった。エンツォは、フォードが彼が最も愛したレースを語ることを断った。ヘンリー・フォード2世は激怒し、フェラーリを王座から離れるレースカーを製造することを誓った。 GT40と呼ばれる画期的なレースカーのデザインです。戦場はルマン24時間、世界で最も有名な耐久レースでした。フェラーリは長年支配していました。 1960年代には、ルマンでフォードとフェラーリの2チームのみが優勝しました。そうすることによって、王朝が建てられました。
Amazon Prime Videoより引用

フォードの野望/フェラーリの夢

正直、フォードとフェラーリの込み入った企業関係を描いたドキュメンタリーなので、白紙の知識だとよくわからないところも多かったのですが、それでも『フォードvsフェラーリ』鑑賞が楽しみになる作品でした。第二次世界大戦中。車関係企業は相次いで、国のために軍用機や兵器製造に駆り出されていた。しかし、フェラーリは戦争が終わってもすぐさまスポーツカーを作れるように技術力と人材を温存しておいた。1947年。敗戦国で、廃墟同然となったイタリアの中からフェラーリはクールなスポーツカーを爆誕!そのままレースで1位を獲り、そのままモータースポーツ産業の寵児となっていった。そんなフェラーリを横目に野望を抱いていたのはフォード。デトロイトでフォードは、「レースでフェラーリに勝つんだ!」「レースで1位になるんだ!」と闘志を燃やしていたフォードは、一度はビジネス提携を結ぼうと歩み寄るものの、レースの主導権を握られたくないフェラーリの意志と対立し決裂する。そして、フォードとフェラーリの火花散らす戦いは1966年のル・マン24時間レースに持ち越された。

このドキュメンタリーは、フェラーリ/フォード双方の関係者が、情熱もってあの時代の興奮を語る。今やスポーツカーは屋根が付いているが、昔は屋根などなく、レースに出ることは今以上に死を覚悟するものであった。それは客席も同様で、レースによっては観客も90人近く亡くなる大惨事が発生したりした。しかし、それでも人々は速さを求めて車にのめり込む。その真っ直ぐな精神を観ていると、モータースポーツにあまり関心のない私でも身を乗り出して観入ってしまう。

本作は《1966年のル・マン24時間レース》のオチについても述べているので、『フォードvsフェラーリ』のオチにも繋がります。もし、予習で観る方はそこに要注意だ。

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