ジョージア、ワインが生まれたところ(2018)
Our Blood Is Wine
監督:エミリー・レイルズバック
評価:60点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
11月にアップリンクで《映画で旅する自然派ワイン》ワインドキュメンタリーが2本『ジョージア、ワインが生まれたところ』、『ワイン・コーリング』が公開される。米国iTunesで前者を観てみたので感想をアップしていきます。
『ジョージア、ワインが生まれたところ』あらすじ
2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたジョージアのワイン醸造法「クベブリ製法」を題材にしたドキュメンタリー。紀元前6000年に遡る世界最古のワイン醸造の起源を持つジョージア。素焼きの甕を土の中に埋め、ジョージア固有のブドウ品種と野生酵母を使用して発酵・熟成させるクベブリ製法は近年、「究極の自然派ワイン」として世界から注目を集めている。この伝統製法のワインは、かつてはどの家庭でも造られていたが、ソ連占領下での大量生産による品種削減や禁酒法の影響を経て、現在は極少量しか造られていない。逆境に立ち向かいながらもクベブリ製法を守り続ける人々にスポットを当てる。
※映画.comより引用
クヴェヴリ製法のワインが飲みたい!
ジョージアワインというとあまりピンとこないのですが、ジョージアはワイン生産に向いていると言われている北緯30〜50度の間ど真ん中に位置する国です。そこでクヴェヴリ製法で作られるワインはユネスコ世界無形文化遺産に登録されている。クヴェヴリ製法ではないのですが、ブンブンは神楽坂にあるアジアンパームでナパレウリを飲んだことがあります。ナパレウリは、土の風味が口の中に広がる独特なテイストで一度飲んだら忘れられない味だ。恐らくは、クヴェヴリもそれに近いであろう。フランスやイタリアとは違う独特なテイストが生まれる過程を本作は描いている。
職人のドキュメンタリーは、決して年間ベストに入るわけではないが、たった数分〜数時間で消費されてしまうものの表層下にある歴史の重みを味わせてくれ、それがその対象を観る眼を豊かにさせてくれます。
美味しい葡萄ができるようお祈りを捧げ、後継者育成、政治問題、不作といった苦境を乗り越え、昔ながらの製法ながら一筋のテクノロジーを織り交ぜクオリティを保っていく。
そんな職人の努力を観ると今日も仕事頑張ろうと勇気付けられます。
amazonで調べたらクヴェヴリ製法のジョージアワイン、そこまで高くなかったので、買ってみようかなと思いました。
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