『Brightburn』もしもクリプトン星から落ちてきた子が悪魔だったら…

ブライトバーン(2019)
Brightburn

監督:デヴィッド・ヤロフスキー
出演:エリザベス・バンクス、ジャクソン・A・ダン、メレディス・ハグナー、デヴィッド・デンマンetc

評価:60点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンが製作総指揮を務めた新作ホラー『Brightburn』を鑑賞しました。本作は、もしもスーパーマンがヴィランだったらという発想で、天から授かった少年が悪の力に目覚め暴走していく内容となっています。

『Brightburn』あらすじ


What if a child from another world crash-landed on Earth, but instead of becoming a hero to mankind, he proved to be something far more sinister?
訳:もしも別の世界から地球に降臨した子供が、人類にとってのヒーローではなく、もっと不吉な何かであることがわかったとしたらどうでしょうか?
imdbより引用

凶悪スーパーマン

最近のDC映画におけるスーパーマンは、正義のヒーローと言いながらもいとも簡単に暴走し人類の脅威となる傾向があるタチの悪い存在だ。本作は、そんなスーパーマン像を風刺した作品である。『マン・オブ・スティール』を彷彿させる、スーパーマン誕生譚をチラつかせながら、異次元からの声に導かれてタナトスの塊に化けていく様子が1mmの慈悲もなく描かれていく。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でヒーロー映画を描いてきたジェームズ・ガンが製作総指揮にいるためか、ヒーロー像の対岸をしっかり魅せてくれる。正反対のヒーロー像とは何かを理論的に魅せてくれます。

ヒーローの対義語はヴィランではない。ヴィランには情や正義があると描くことが2010年代の定石ではあるのだが、本当の悪というのは情や正義すら見えない破壊の限りを尽くすものであるという哲学のもとに大災害が巻き起こっていく様は痛快である。

例えば、少年ブランドンは学校でイジメにあう。先生が女子生徒に「やめなさい。手を貸してあげなさい。」と和解を求める。そして、彼女はブランドンに手を差し伸べるのだが、彼はそのまま彼女の手を握りつぶす。育て親だろうと一瞬の迷いなく、目からビームを出し、空中浮遊しながら襲いかかるのだ。

少々理論を優先しすぎたため、物足りなさは感じたものの、ヒーローの対岸にある悪とはなんなのかについて深く掘り下げた作品でした。日本公開は未定ですが、公開してほしい一本です。

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