『グレタ GRETA』ユペールが地の果てまで追いかける、クロエちゃんと話すために…

グレタ GRETA(2018)
Greta

監督:ニール・ジョーダン、
出演:イザベル・ユペールクロエ・グレース・モレッツ、マイカ・モンロー、コルム・フィオールetc

評価:40点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

今日は、ニール・ジョーダン最新作『Greta』について紹介します。日本公開は未定なのですが、どうやら配給はついているようです。イザベル・ユペールがクロエ・グレース・モレッツを追い回す映画のようですが果たして…

※日本公開2019/11/8(金)に決まりました

『Greta』あらすじ


A young woman befriends a lonely widow who’s harboring a dark and deadly agenda toward her.
訳:若い女性が、彼女に対し暗く、恐ろしい野望を抱いている孤独な未亡人を助けてしまいます。
imdbより引用

ニール・ジョーダンの恐ろしい願望

本作は、イザベル・ユペール演じるグレタおばちゃんよりも、ニール・ジョーダンの狂いように恐怖する作品でした。まるで、クロエ・グレース・モレッツの怯える顔にしか興味ないようにストーリーはガバガバです。冒頭、クロエ演じるフランシスがメトロで高級そうなバッグを拾うところから始まるのですが、後半に明らかとなるグレタおばちゃんの秘密を知って思い返すと運に頼りすぎな感じがするし、鑑賞した他の方も指摘している通り、フランシスはグレタおばちゃんから逃れるために何故か地下室に逃げ込む上に、グレタおばちゃんをやっつけるチャンスが沢山あるのに、悉く致命傷を外していく有様。その代わり、クロエちゃんが「ヒェー」と怯えたり、嫌悪感を示す顔が一々バッチリと決まっています。鬼才のお供、イザベル・ユペールを完璧に演出することで彼女から恐怖心を引きずり出そうとしているように見えます。なんだか、後々に#MeToo運動でクロエちゃんが監督を訴えてもおかしくないほど狂っています。

さらに、『クライング・ゲーム』で観る者誰もが、冗談でしょ!と叫びたくなるような作品を作ったニール・ジョーダン監督作だけあってびっくりする展開が釣瓶打ちされたりしています。なのでポンコツ映画であるのは間違いありませんが、嫌いにはなれない作品でした。日本公開されたら、是非この狂気に満ち溢れた怪作をお楽しみください。

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