【地球の急ぎ方】廃墟!旧博物館動物園駅に潜入してみた!
ところで、皆さんは博物館動物園駅をご存知だろうか?
東京国立博物館左手に進んだところ、東京藝術大学の目の前に、ひっそりとおもてを構えているクラシカルな建物があるのですが、実はあそこ1933年〜1997年まで駅として使われていました。京成上野駅から日暮里駅に行く途中、じっくりと車窓を眺めると不気味な廃墟として現れることから、ブンブン小学生の時とても怖かった駅です。最近は京成上野駅を使わないので、全く気にしていなかったのですが、最近一般開放されたとのことなので行ってみました。
チケットは争奪戦
今回の一般公開は入場制限があります。11:00~16:00(最終入場は15:30)、30分定員30人のサイクルで運営されています。旧博物館動物園駅前の広場に整理券おじさんがいるので彼からチケットを受け取りましょう。10:00から配布だったので、ブンブンは父親と10:15分頃に訪れましたが、既に14:30の回の案内となっていました。入場無料ということもあり大激戦です。秒でチケットは完売してしまうので行こうと考えている方は早起きしましょう。
↑これが整理券
↑11時には完売していたようです
インスタレーション:アナウサギを追いかけて
それでは入ってみましょう。
いきなり、巨大なうさぎの置物がお出迎えしてくれます。今回の一般公開では、演出家の羊屋白玉が手がけるウサギのインスタレーションも同時開催となっております。あまりに不気味すぎる、ホラー映画さながらの朽ちた駅のムードを和らげてくれます。
あの四角い建物の天井は、東京駅の縮小版のような感じになっていました。今の駅は、みんな合理性を重視して駅ビルと一体化しがちで、どこも似たり寄ったりなのですが、ここは拘りを感じさせるものとなっています。
閉鎖されてから20年の重みを感じる、廃木の木窓、石の壁が歴史を感じさせてくれます。壁には無数の落書きがされております。ずっと昔からあるものや、閉鎖直前に書かれたものなどが地層のように折り重なっていて、まさしく《言霊の化石》といったところだ
↑なかなか見かけない、むき出しのパイプラインなんかがあったりして生々しいです。
結構怖い、闇の空間
なにやら階段の下には、独特な空間が広がっているらしい。恐る恐る近づいてみると…
《ツインピークス》を思わせる怪しい空間が広がっていました。人が沢山いるからそんなに怖くないが、真夜中に来たら背筋が凍りそうだ。
堅牢すぎるお手洗い
どうやらこの堅牢な扉の向こうがお手洗いらしい。入ることはできませんでしたが、あまりの無骨さに阿鼻叫喚である。
↑インスタ映えスポットのように骸骨を置かれてもねぇ
改札を見てみよう
改札の近くまではいけないのですが、扉から、改札の様子を伺うことができました。見てください。この『サイレント・ヒル』感。堪らないでしょう?まだ、Suicaやスマホなんかがない時代、切符の時代ならでは、改札の窓口が大きく聳え立っています。
最後に…
中はこんな感じ pic.twitter.com/0UoI5DVsVw
— che bunbun (@routemopsy) 2018年12月23日
この一般公開は、2019年2月24日(日)まで毎週金・土・日に開催されています。残念ながら、12月28日〜30日はお休みとなっていますが、お時間があれば是非開かずの扉の向こうへ飛び込んで見てください!
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