ある視点部門
ある視点部門賞
GRÄNS
監督:Ali ABBASI
スウェーデン映画が受賞しました。『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説の映画化。内容は、落雷で顔がぐちゃぐちゃになったものの、相手が違法物を持っているか否かを判別できる超能力を得た税関職員が、ある男の違法物を見抜けなかったことから事件に巻き込まれるサスペンス。映画配給会社の人らしき方が絶賛していたので、日本公開が期待できそうです。
カンヌ映画祭2018
ある視点Border
税関職員の主人公の女性は特殊能力を持っている。
原作はぼくのエリの原作者。
出だしから抜群に雰囲気があり、物語に引き込む力が半端ない。異様な姿が異様な仕草とあいまり考えられない世界へと入り込む。驚きの傑作でした!やばいね。 pic.twitter.com/8ITMzQWBoY
— NISHI THE WILD (@ryuugo0420) 2018年5月12日
特別賞
The Dead and the Others
監督:João SALAVIZA
役者賞:
victor POLSTER(GIRL)
監督:Lukas DHONT
監督賞:セルゲイ・ロズニッツァ(DONBASS)
カンヌ国際映画祭の常連セルゲイ・ロズニッツァの作品。ドンバスでの紛争を描いた作品なのだが、矢田部吉彦曰く、一筋縄ではいかないらしい。日本では全く紹介されていない監督だが、今回で矢田部さんの心を鷲掴みにしたので、日本紹介あるのでは?脚本賞:SOFIA
監督:Meryem BENM’BAREK
フランス、カタール合作映画。20歳の少女が中絶するかどうか悩む話。
シネフォンダシオン
1位:EL VERANO DEL LEÓN ELÉCTRICO
監督:Diego CÉSPEDES
2位(その1):KALENDAR
監督:Igor POPLAUHIN
2位(その2):DONG WU XIONG MENG
監督:SHEN Di
監督週間
SACD Award:En Liberté!
監督:ピエール・サルヴァドーリ
アート・シネマ賞:Climax
監督:ギャスパー・ノエ『エンター・ザ・ボイド』、『LOVE 3D』の異端児ギャスパー・ノエ最新作。今回も予告編から気合が入りまくっています。サングリア(sangría)と血(sang)を掛け合わせたジョークの切れに引き込まれました。そのうちヒューマントラストシネマあたりで上映することでしょう。日本公開が楽しみだ。
Label Europa Cinemas Prize:Troppa grazia
監督:ianni Zanasi
Illy Prize:Skip Day
監督:Patrick Bresnan & Ivette Lucas
国際批評家週間
グランプリ:Diamantino
監督:Gabriel Abrantes & Daniel Schmidt
Rising Star Award:Félix Maritaud(Sauvage)
監督:Camille Vidal-Naquet
SACD Award:Kona fer í stríð
監督:ベネディクト・エルリングソン『馬々と人間たち』のエルリングソン最新作
パルム・ドッグ 審査員大賞:Diamantino
監督:Gabriel Abrantes & Daniel Schmidt
驚きました。21年ぶりに日本映画がパルム・ドールを受賞したのは嬉しいのですが、私はどうも是枝さんがちょっと…(^^;)
正直この人の映画は「誰も知らない」以外いいと思ったことがないです。狙ってる感が強くて。
嬉しいけど残念、もっといい映画なかったのという複雑な気持ちです、
杏子さん、コメントありがとうございます。自分も、是枝監督は河瀬監督同様、海外に媚びている感じがしてあまり好きではない監督の一人です。
とはいえ、ここ最近の是枝監督作品と比べて勝負に出ている感じがしました。
『万引き家族』という下手すれば、犯罪を肯定してしまうような内容。貧困層を自分のタッチで描けば、それだけで海外の映画人を虜にできるところを、一歩危険なひねりを入れ勝負に出たところは、賞賛できるのではと思いました。日本公開が楽しみですね♩
こんちには、いつも楽しく読ませていただいております。
三大映画祭最高賞覇者はクルーゾー、アントニオーニの他にロバート・アルトマン(パルム:「MASHマッシュ」「ザ・プレイヤー」、金獅子:「ショート・カッツ」、金熊:「ビッグ・アメリカン」)もいらっしゃるのでお忘れなく!
エステラドさん、ありがとうございます。確かにアルトマン獲ってましたね。記事に反映させます♩