アウトレイジ 最終章(2017)
OUTRAGE CODA(2017)
監督:北野武
出演:ビートたけし、ピエール瀧、
西田敏行、白竜、松重豊etc
評価:40点
北野武最新作がいよいよ公開。それも大人気ヤクザシリーズ「アウトレイジ」の第三弾だ。ブンブンは個人的に2作目にあたる「アウトレイジ ビヨンド」が好きなのだが果たして、、、
「アウトレイジ 最終章」あらすじ
関東の暴力団組織・山王会と関西の雄・花菱会の抗争後、大友は韓国に渡った。花菱会幹部の花田は韓国で女遊びをする中で、ウッカリ大友に喧嘩を売ってしまい、再び抗争が勃発してしまう、、、世界のキタノ、ネタ切れか?
北野武の「アウトレイジ」シリーズの醍醐味は、西田敏行や小日向文世、國村隼といった大御所は煽り合い、シュールな形でくたばっていくところにある。
強面、関わったら殺されそうな人達が、ヤクザのヒエラルキーの元、時に暴力的になり、時にヘコヘコする様子も見所だったりする。ようは、ヤクザの世界だろうと、社会の縮図は学校と大差ない。弱肉強食で、立場が低くなれば、弱腰になるものだ。そういった普遍的なモノをシュールなバイオレントギャグで描いていくところが面白かった。
」で演じた強面ヤバイ奴のイメージが強い。
しかし、これが退屈だ。
上映時間104分とシリーズ中一番短いのだが、体感時間が2時間半のように感じた。
理由は単純明快。手数が少なすぎるのだ。既視感のある暴力描写、同じような総動、展開を一つの作品の中に入れ過ぎ。
確かにピエール瀧や西田敏行の怪演は爆笑ものなのだが、これは北野武映画あるあるをパッチワーク的に繋ぎ合わせただけのお粗末映画にしか見えなかった。しまいには、最終章だからと終盤20分は店じまいを始め、伏線や登場人物の整理に注力していた為、北野武映画特有のヌケがなく非常に残念でした。
これは映画芸術ワーストに入りそうだ、、、
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