【カンヌ国際映画祭特集】アフリカ映画「ひかり」はドラクエでありSWだった件

ひかり(1987)
YEELEN(1987)

監督:スレイマン・シセ
出演:イシアカ・カネ、
アワ・サンガレ、
ニャマント・サノゴetc

評価:90点

現在、河瀬直美監督最新作「光」が公開されているが、実は同じくかつてカンヌ国際映画祭に出品されたアフリカ・マリ映画の「ひかり」をご存じだろうか。カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したこの作品は、ブンブンのオールタイムベスト100に入れるほど大好きな作品。先日観直してみたら、ドラクエでありスターウォーズな作品でありましたw

「ひかり」あらすじ

魔法が使える男ニャナンコロは、魔力で村を支配している父親に追われながら生活をしている。部族の長などを仲間にしたりしながら、父を倒そうとするのだが…

ファイナルファンタジーでありスターウォーズ

まずコレは、世にも珍しいアフリカのファンタジー映画です。魔法使いの息子が冒険をし、最強の武器を使って父と対峙するという内容。久しぶりに再観してみたら、ドラクエでありスターウォーズでありました。この「ひかり」という作品、映像が美しいことで注目されている。男が呪文を唱えると突然火柱が立ったり、荒野を歩く様子が格好良かったりし、ついつい映像にばかり目がいってしまうのだが、よくよく観ると内容はかなりぶっ飛んでいます。

RPGゲームさながら、主人公の少年は各村を回っていき、クエストをこなしていく。クエストをこなしていくと、部族の長が仲間になったりする。そして敵も個性的。トリッキーな動きをする、棒使いに、硬直魔法が使えるデブといったキャラクターが登場する。極めつけは、物語終盤、主人公はまな板のような「翼」と呼ばれる武器に石を調合して、最強の光属性武器を作るのだ!まるでドラクエなどのRPGゲームお馴染み武器改造、調合みたいでしょw

仕舞いには、主人公はフォースを覚醒させ、ライトセーバーを引き寄せるルーク・スカイウォーカーさながらの魔法を披露し始めます。

そう、これは一見日本人からほど遠い、取っつきにくいイメージがあるアフリカ映画に見えるが、日本人の好きな要素が詰まった作品なのです。これは映画館で観たい!またデジタルリマスター、ブルーレイで観たい作品です。どうか、キング・レコードさんあたりで、ブルーレイが作られたり、どこかでリバイバル上映されないかな~

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