2016年ブンブン映画ランキング
(ワースト映画部門)
今年は計543本もの映画を
観ました。
内訳は
日本映画140本(新作:79本 旧作:61本)
外国映画403本(新作:146本 旧作:257本)
です。
劇場鑑賞作品が多いこともあり、
今年の映画でとんでもない
ダメダメ映画と出会いました。
これも一期一会だw
・2015年ワーストランキング
※青下線をクリックすると各作品のレビューが観られます。
もくじ
1.RANMARU(2016)
鑑賞環境:TOHOシネマズ流山おおたかの森
シネフィルの宿敵・堤幸彦
最新作は逆ベクトルに
最高傑作だった。
よくこれで劇場公開できた
と思う程、映画として
終わっている。
もはや芸術品である。
「八つ墓村」「犬神家の一族」
「マッド・マックス/
怒りのデス・ロード」等の
傑作に対するあまりの粗相。
狂言回しのヒロインがキチガイ
過ぎてドンビキする展開。
すべてが後出しじゃんけん的に
ネタばらししていく展開に
観ていて辟易辟易だ。
これに比べたら「真田十勇士」は
アカデミー賞作品賞ものである。
生涯ワーストレベルに
酷い作品であった。
2.就活戦線異状あり(2010)
鑑賞環境:DVD(TSUTAYA渋谷店よりレンタル)
果たして、これは誰が得する
映画なのだろうか?
とにかく、就職活動を
ナメすぎである。
企業の悪事を正す方法として、
「就職活動で最終面接まで行き、
社長に直談判する」
というアイデア自体面倒だし
人生を無駄にしている。
それでもって、
忽那椎名扮する
主人公はいとも
簡単に経営陣に論破される。
とにかくダサすぎるし、
忽那椎名にとっても、
キャリアアップに繋がる
役とも思えない。
「就活戦線異状あり」には
疑問とフラストレーション
しかありませんでした。
3.ブレア・ウィッチ(2016)
鑑賞環境:TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
POVホラーの先駆けと言われる
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」
の続編だが、原点回帰しようとした
結果、ホラーとしてお粗末さんな
作品へと変わり果てた。
とにかく、怖がらせる手段が
「わっ!」と人や魔女が飛び出る
ぐらいしかなく、
苛立ちしか感じない。
また、カメラワークも見辛く、
「ドント・ブリーズ
」や
「エンフィールド事件
」とは
雲泥の差でした。
4.真田十勇士(2016)
鑑賞環境:試写会
堤幸彦監督の本作は、
「RANMARU」や
「20世紀少年」と比べると
まだ面白い。
冒頭のアニメパートは
個人的に楽しめた。
…しかし、いかせん
本作は「嘘」の扱いが
あまりに軽薄で、
あまりにも全てが
ご都合主義だ。
あんな土壇場で、
あんな軽く
「嘘ってことにしようぜ」
と語る佐助は
周囲の神経逆立てるのは
免れないであろう。
また「スティング」っぽい
どんでん返しが非常に
蛇足でどうしようもなかった。
5.テラフォーマーズ(2016)
鑑賞環境:試写会
アイスランドロケも全く活かされず、
「ブレードランナー」「エイリアン」に
対し酷いオマージュを捧げ、
近所の団地での喧嘩のような
スケールの小ささで送る
本作は失笑なくして観ることが
できない。
疑問なのは、何故テラフォーマーズは
地球人を追い詰めても、
1対1の戦いに持ち込むのか、
地球人の会話を全部聞いてから
バトルに移すのか?
「バトルシップ」に次ぐ
良心的なテラフォーマーズ
に癒やしを感じました。
映画としては本当に酷いのだが、
ここまでいくと少し萌えを
感じたりする。
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