【ネタバレ】「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」難解な世界観を図解

ぼくは明日、
昨日のきみとデートする(2016)

監督:三木孝浩
出演:福士蒼汰,
小松菜奈,東出昌大etc

評価:75点

クリスマス時期になると、
デート用の胸キュン
映画が公開される。

今年は七月隆文原作で
小松菜奈と
福士蒼汰の切ない
「ぼくは明日、
昨日のきみとデートする」
が公開。

ブンブンもTOHOシネマズ
フリーパスで観てきたぞ~

※本作は衝撃的な映画なので、
原作も映画も未読・未見の
方はすぐに愛する人と
映画館へGO!

「ぼくは明日、
昨日のきみとデートする」
あらすじ

美術大学に通う
南山高寿は電車の中で、
一目惚れしてしまう。
勇気を振り絞って
告白をしたことから、
福寿愛美と付き合うが、
彼女にはある秘密があった…

大林宣彦映画のようなファンタジー

三木監督は、
「ホットロード」や
「ソラニン」
などと
甘酸っぱい恋愛映画を
得意とする監督だが、
ここに来て大林宣彦
路線
へと変更したらしい。

原作が原作なのもあるのだが、
甘酸っぱさはそのままに、
ぶっ飛んだ世界観を
観客の心にねじ込む
ことで切なさと感動を
与える作品になっている。

なんたって、この
「ぼくは明日、
昨日のきみとデートする」は
まさにタイトル通り、
主人公の青年が、
昨日の彼女とデートする
話だったのだ。

図で解説、本作の世界観とは?

本作を観た人の中で、
あまりにもぶっ飛んだ世界観で
理解が追いつかなかった人も
多いだろう。
ファンタジーにしても、
あまりにも非現実すぎる
展開に頭を悩ませる
映画ファンも多いだろう。

そんな方のために、
図を作ってみた。

まず、本作最大の特徴は、
主人公高寿と
愛美の時間軸が
逆になっている。

つまり、高寿が
5歳、10歳、15歳、
20歳と年を取っていく
のに対し、

愛美は
「ベンジャミンバトン」
のように35歳、30歳、
25歳、20歳と
若返っていくのだ。

愛美は、若返りの世界から
5年に一度だけ
高寿の世界にやってくる。
そして、本作では
お互いに20歳の時に
対峙する数ヶ月を
描いた物語なのだ。

愛美の世界は、
日付もどんどん
遡って行くので、
高寿が全てを知った
3/16の段階では、
愛美は未来
(高寿にとっての過去)
は知らない。

また11/16、
高寿が愛美に
一目惚れするシーンでは
愛美にとって
20歳の高寿と
いちゃつける最終日
なので、あまりの
切なさから涙を
押し殺さねばならないのだ。

SF映画好きなら、
タイムパラドックスや、
愛美の世界での
社会情勢や戦争は
どうなっているのか?
といった疑問にかられるだろう、
いろいろと矛盾している気が
してならないだろう。

しかし、「ぼくは明日、
昨日のきみとデートする」でその
疑問は愚問であるに過ぎない。

自分の彼女と創り上げた
思い出が、今付き合っている
彼女は知らないという
あまりの悲劇にキュンと
切なくなるシチュエーションを
楽しむ作品なのである。

最初はもっさい男であった青年が
ドンドン美男子になる様子を
見事に演じきった福士蒼汰、
物語中盤のどんでん返し
に向けて繊細な演技で
繋いでいく小松菜奈の
演技も上手かったので、
ブンブンは結構好きでしたよ~

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