日本が誇るワンカット映画「ライブテープ」松江哲明監督作

ライブテープ(2009)

ライブテープ

監督:松江哲明
出演:前野健太

評価:80点

先日、Amazonプライムビデオ
「フラッシュバックメモリーズ」
を観た。
公開当時3Dドキュメンタリー
ということで話題のよんだ作品。
ひじょーに後悔したm(_ _)m
2Dでもチョー面白かったからだ。

事故で脳に障害が生じ、
どんどん記憶を失っていく
ディジュリドゥ奏者による魂の
演奏を、彼の過去の写真や映像と
交差させながら描く。
その走馬燈感を3Dで演出しているだけに
これは3Dで観るべきだったと反省。

がっかりしたブンブンの前に、
「フラッシュバックメモリーズ」
の松江哲明の別な作品が
目にとまった。
今回紹介する「ライブテープ」である。

「ライブテープ」とは?

2009年の元旦にシンガーソングライターの
前野健太が行った一回きりのゲリラライブを
ワンカットで撮った作品。

日本が誇るワンカット映画!

昨年のブンブンの映画ランキング
外で観た洋画部門で4位を獲った
「ヴィクトリア」

あれは、2時間20分ベルリンの街を
駆け回るワンカット映画で。
その即興感が観客の心を鷲掴み
したのだが、日本のワンカット
ドキュメンタリー「ライブテープ」も
負けていない。

吉祥寺の八幡神社から始まり、
前野健太が歌い出す。
周りの視線を気にせず自由に
歌いながら闊歩する。
そのライブ感に吸い寄せられる。

曲自体は平凡でメッセージが
決して心に響く物とは
言えないが、前野健太と
吉祥寺を闊歩するうちに
どこかしらシンパシーが生まれてくる。

特に、ブンブンは高校時代吉祥寺の
高校に通っていただけに、
バウスシアター前で歌うシーンに感動し、
ラスト井の頭公園のステージで
歌うところではノスタルジーが
強すぎて泣けてきた。

もちろんゲリラライブだし、
あまりに突発的すぎて、
観客は唖然、
おじいちゃんも
気持ち程度にしか拍手は
巻き起こらない。

しかしながら、
私の中では拍手喝采でした!
これも映画館で観たかったな~

P.S.松江監督の「童貞。をプロデュース」
も面白そうだな~

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