【シネマヴェーラ鈴木則文特集】「華麗なる追跡」マッハ文朱のインパクトww

華麗なる追跡(1975)

華麗なる追跡

監督:鈴木則文
出演:志穂美悦子、マッハ文朱、
安岡力也etc

評価:70点

シネマヴェーラ

渋谷ユーロスペース上にある
名画座シネマヴェーラ
そこで鈴木則文特集が
開催されているとの
ことで行ってきました!

鈴木則文といえば、
ブンブンの好きな監督の
一人ですが、実は
「トラック野郎シリーズ」
以外未見。

「トラック野郎」以外の作品を
上映する非常に貴重なイベントだ。

ブンブンの行った日は、
志穂美悦子デーなのか、
「華麗なる追跡」と
「吼えろ鉄拳」の二本立て
でしたよ。

「華麗なる追跡」あらすじ

レーサー忍は、
刑務所で謎の死を遂げた父の
無実を晴らすため、
また真犯人に復讐するため
暗躍していた。

そんなある日、
シンジゲートへの手がかりを見つけるが…

アクション、ギャグ、エロス、
鈴木則文節が炸裂!
今度は女が主役!

鈴木則文監督は、「トラック野郎」
で魅せた激しいアクションと、
抱腹絶倒のギャグ、そして
エロスのバランス感覚が優れた
監督だ。彼ほど、バランスの
取れた映画を撮れる監督は
いないであろう。

83分と上映時間は短いのに、
マイケルベイ映画のような
充実度。
観終わった後
どこかしら疲れます(良い意味で)。

もう、冒頭から余計な一悶着
いれずに、主人公・忍が
父親を殺した犯人を捜している
ことが分かる。そして、ターゲットの
いる闇カジノへ行き、
大暴れ!

ロジャー・コーマンが
「冒頭とラスト10分に面白さを濃縮しろ」

という精神を持っていたのだが、
本作は十分彼の基準で言えば合格点だ!

そして、忍役を演じた志穂美悦子
がこれまた面白い演技を魅せる。

なんと胡散臭い眼鏡男や、
おばあちゃんに変装して
大胆不敵敵陣に乗り込むのだ。
明らかにバレそうな程胡散臭い
振る舞いな為、観ている方は
本当、ハラハラドキドキさせられる。

そして、眼鏡男に変装した忍が
敵にバレ、逃走すると、
身長174cmもある女子プロレスラー・
マッハ文朱(ふみあけ)との中ボス戦
が始まる。

にじり寄るマッハと軽やかな忍との
狭い空間での激しい戦闘は燃える!

そして、このアクションが伏線となって
後半のバトルの盛り上げ役を担っているので、
ドンドン観ているうちに身体が
熱くなってきました。

そして、ボルテージがマックスに
なったところで展開される
ロープウェイでの激闘は、
あまりに危険過ぎるスタントに
目を覆うほど。

とにかく、鈴木則文×東映の
アクションはヤバイ!
とにかくアクションがヤバくて
楽しいことが分かる逸品と言えよう。

↑人気作な為か、オマージュ(?)リメイク作
も作られたようだ。

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