【試写会】9/10公開「四月は君の嘘」5巻の熱い演奏を忠実再現

四月は君の嘘(2016)

四月は君の嘘

監督:新城毅彦
出演:広瀬すず、山崎賢人、
石井杏奈、中川大志etc

評価:55点

小栗旬並に出演作を選んだ方が
良いと思う役者、山崎賢人
主演最新作「四月は君の嘘」
試写会行ってきたのでリポートします。

「四月は君の嘘」あらすじ

ピアノコンクールでかつて
連勝を重ねていた神童・有馬公生。
彼は、母の死をきっかけに
演奏中にピアノの音が聞こえなくなってしまう
現象に悩まされ、コンクールの
世界から姿を消していた。

くすぶっている17歳のある日、
彼は幼なじみの紹介で、
ヴァイオリニスト・宮園かをり
の演奏を聴くと…

演出ミスが目立つ!

本作は、一緒に行った友だちも
気づくほど変なミスが多かった
作品だと言える。

まず、
山崎賢人扮する、
神童・有馬公生が
宮園かをりの無茶ぶりに
耐えかねて、
カフェを飛び出すシーンが
ある。その直後に宮園かをり
が、「走って走って~」と
彼を追いかけてきて、そのまま
追い越すというシーンがある。

明らかに「食い逃げ」だろう。

しかし、店員が追いかけてこない、
台詞にもそれを助長することが
でてこないので、「食い逃げ」演出
ではなかったことがわかる。

他にも、ラストにあるべきシーンが
ないため、中途半端なエンディングに
なっていたりと、結構露骨で変な
演出が多いのだ。それ故か、
妙にダサい雰囲気が全体を
包む作品になっていた。
(ファンには申し訳ないが、
いきものがかりの主題歌
「ラストシーン」
がダサさを
助長していた)

広瀬すずと石井杏奈が上手い

その、演出の酷さが原作の良さを
半減以下にさせているのだが、
2つの点で良かった。

まず1つ目はキャスティングである。
本作のヒロインを演じた広瀬すずと、
カノジョの友人役の石井杏奈の
使い方、それと彼女たちの演技が
とにかく上手い。

有村架純や土屋太鳳は、
身近の高校にいなさそうなレベルの
美人・カリスマオーラを
出してしまう。

しかし、広瀬すずや石井杏奈は、
どんな高校にも1人はいそうな
そこそこ美人である。
(ファンの方すみません)

カノジョたちも分かっているのか、
オーラをセーブし、時には
吹っ切れた演技をすることで、
リアリティのある学園ドラマを
演出しているのだ。
なので、身近にある青春ドラマとして
楽しむことができるのだ!
ヒロイン失格

」や「オオカミ少女と黒王子

」とは違った楽しみ方が
できますね!

まるで「セッション」。5巻パートに注目

原作の5巻では、有馬公生と
宮園かをりの手汗握る
コンクールが描かれていて、
本当に熱いドラマで
読んでいて燃える演出となっている。

それが、、、なななんと!
映画版でも楽しめちゃうんです。
神経衰弱ぎりぎりの有馬公生の
何をしでかすか分からないピアノ捌き。
それを積極的に煽っていく宮園かをり
を「セッション

」のように描いているのだ!

↑こんな感じです

「クラシック」なんて難しそう。
わたしに分かるかな~
と思ったそこのJK!

これが分かっちゃうんです。
監督の手腕により、
「しょぼい演奏」「凄い演奏」
「荒ぶっている演奏」

が素人でも分かるように丁寧に
描かれているのだ!

確かに、広瀬すずは弾いてなかろう、
ボディダブルを使っているのだが、
それでも熱くならざる得ないドラマが
そこにありました。

9/10全国公開なので、
セルフ・プレジャーや
デート等で利用してみては
どうでしょうか?

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