“Ç”隠れた名作「コブラ・ヴェルデ」キンスキー頭おかしい(褒め言葉)

コブラ・ヴェルデ(1988)
COBRA VERDE(1988)

コブラヴェルデ

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー、
ホセ・レーゴイetc

評価:75点

ヴェルナー・ヘルツォークという
監督をご存じだろうか?
クラウス・キンスキーという俳優を
ご存じだろうか?

どちらもクレイジーな人として
映画好きの間では有名である。
そんな二人は、よく映画制作で
タッグを組む。

「船頭多くして船山に上る」という
諺を船頭1人で文字通り実現させた
「フィッツカラルド」や、

アマゾンで過酷すぎるロケを
敢行した
「アギーレ/神の怒り」など
常人じゃできないろうな
作品を二人が激突しながら
作っている。

今年、ギャガ配給でヘルツォークの
「Queen of the Desert」が公開される
とのことで、今回ヘルツォーク映画
「コブラ・ヴェルデ」を紹介するぞ!

「コブラ・ヴェルデ」あらすじ

山賊コブラ・ヴェルデは農園主に雇われるが、
農園主の娘に手を出した結果、
アフリカの奴隷買い付け役へと出向
させられてしまう。
しかし、出向先のアフリカでカリスマ性を
出したコブラ・ヴェルデは
アフリカの英雄となるが…

絵面が凄い!

本作は、ヘルツォーク・ファンからは
低評価されがちな作品。確かに、
インパクトや過酷さでいったら、
「アギーレ」や「フィッツカラルド」
の方が上手ですよ。

ストーリーも、断片的な感じは
否めない。しかし、黒人奴隷の
中に白人が混じる絵面を
観たことがあるだろうか?

多くの黒人先住民を
同等の目線から手なずける
白人を観たことがあるだろうか?

「フィッツカラルド」が結構
安全地帯から原住民を
コントロールしていたのに
対し、本作では至近距離から
原住民を鼓舞するカリスマ性を
出している。

映画の世界ではほとんどと
言っていいほど
観ることのできない
レアな絵面がここにあるのだ。

そして、あっという間に
頂点に上り詰め、
転落していくコブラ・ヴェルデ
の栄枯盛衰がどこか
格好いい!

クラウス・キンスキーの
ぎょろっとした目が
これまた強烈で、
映像を支配する。

これほどまでに
熱く人の心を鷲掴みにする
作品を作り続ける監督は
他にいるだろうか?

ヴェルナー・ヘルツォークと
クラウス・キンスキー
がタッグを組むことで
巻き起こる化学反応を
楽しめる逸品なので、
もしTSUTAYAで見つけた時は
借りてみよう!

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