“Ç”【書評】不眠症必読!絵本「おやすみ、ロジャー」がキテいる件について

おやすみ、ロジャー

おやすみロジャー

カール=ヨハン・エリーン著
飛鳥新社出版

あなたは眠れないとき、何をしますか?
熱湯に入る?
羊を数えるといろいろありますよね~

外国だと、
「テオ・アンゲロプロスの映画を観るといいよ」
というジョークが存在します。

↑ブンブンはテオの「霧の中の風景」が
好きです。

ブンブンは、
フェデリコ・フェリーニの「8 ½」か
アンジェイ・ワイダの「灰とダイヤモンド」

を観ると確実に寝ますw

さて、余談はさておき、
我が家のリビングに
「おやすみ、ロジャー」という
絵本が設置されていた!

スウェーデンの行動科学者
カール=ヨハン・エリーン

心理学と行動科学
の知識を活かして、
子どもの睡眠促成の
為に生み出した
絵本だとのこと。

早速読んでみることにした!

1ページ目からキテる!

ななっなんと!
1ページ目から煽ってきますw
「車を運転している人の
そばで絶対に音読しないこと。」

どんだけの催眠効果なんだよww

更に細かくルールが定められています。

・太字の箇所は、言葉や文を強調して読む
・色文字の箇所は、ゆっくり、静かな声で読む
・【あくびする】など動作の指示に従い、
【なまえ】にはお子さんの名前を入れる
・うさぎの名前、ロジャーは、
ロー・ジーャーとあくびを2回しながら
読んでもよい

どんだけガチ勢やねんw

早速中身を読んでみましょう。

そもそも挿絵が怖い

おやすみロジャー

そもそもなんだけれど、
挿絵が可愛くありません。
実際に購入して確かめて欲しいのだが、
この作品に出てくる、カタツムリや
魔法使いがキモい、怖いw
読ませる気あるのかと想うほどだw

↑「こびとずかん」のような
ユーモアの欠片もありませんw

そして、怖いほどに中身が入ってこない。
うさぎのロジャーが
ぐっすり眠れる為にはと
哲学的な思考実験をおっぱじめますw

お母さんうさぎと議論。
やれ「考えることで疲れて
眠くなるだろう」とか、
「考え事をすべて頭から
取り出して布団の隣の
箱に入れたらいいのでは?」

などといった、子どもの
ニーズなんかお構いなしの
難解な理論展開を始めます。

しまいには、
「魔法使いに会いに行こう」
と麻原彰晃もびっくりな
スピリチュアル展開へと
発展していきますw

たった、27ページの絵本
(絵本にしては長いか…)
なのに、全然頭に内容が
入ってこないし、
正直苦痛だw

なるほど、子どもを
疲れさせて寝かせる魂胆だな
と感じました!

また、親御さんは是非とも
本書を実践して、
子どもを寝かせてみよう!
あっ英才教育として、
英語版を読み聞かせるのも
いいかもしれませんね☆
(英語版のタイトルは、
「The Rabbit Who Wants to Fall Asleep:
A New Way of Getting Children to Sleep」

直訳すると、「そのウサギ、凶ぼ…」ではなく、
「眠りに落ちたがっているウサギ:
子どもを寝かせる新技」って意味です。
いかにも英語圏ならでは
自己啓発本臭が漂うタイトルだな~w)

最後に、Don’t wanna close my eyes.
Don’t wanna fall asleep.
と全力で寝かせない歌、
来年のライブで解散を決定した
エアロスミスの
「I DON’T WANT TO MISS A THING」

を流して終わります。
それではGood Night!
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