ズートピア(2016)
ZOOTOPIA(2016)
監督:リッチ・ムーア
日本語吹き替え:上戸彩、森川智之etc
もくじ
評価:75点
映画ファンの集い等で
多くの映画好きから
「ズートピア」ヤバい!
冒頭10分で泣いたという
お言葉を受け、
ブンブン不可避と
思いTOHOシネマズ西新井
で観てきました。
8:25の早朝回だったので、
お客さんは親子連ればかりだったが…
マジで面白かったです!!!!
ブンブンが一番爆笑していたかなw
なんたって、日本の予告編は
全く本作の良さを伝えていない。
映画好きもちびっ子も満足できる
黄金比脚本で描く素晴らしい作品でしたぞ!
ってことで、これから
「ズートピア」の小ネタを
解説します。
未見の方でも今回は、
支障の無いネタバレに
なっていますが、
一応自己責任で閲覧願います。
「ズートピア」あらすじ
かつては肉食動物と草食動物がいがみ合っていた社会だったが、
ズートピアが出来たことで互いに
仲良く暮らしている。
ズートピア郊外に住む田舎出身の
うさぎの女の子ジュディは
警察官になることを夢見ていた。
周りの反対を押し切り、
無事うさぎ初の警官に
なったのだが…
主軸は一応差別ダメ!ゼッタイ!
本作は、現在ヨーロッパのテロや
トランプさんの差別発言など、
現代大問題になっている人種間軋轢
に対するジャスティスを下す
プロパガンダ映画となっている。
ふとこの曲が浮かんだ。
肉食動物も草食動物も手を取り合おう!
女性だけれども警官になれる。
草食動物のうさぎだって警察官になれる
と子どもに勇気を与えてくれる。
子ども向け映画にも関わらず、
うさぎの女の子のジュディの
両親がレイシストなあたりの
ハード描写がなかなか凄かったりします。
しかし、ただ単に陳腐な人種問題映画を
作る程ディズニーは落ちぶれては
いない。子連れ客の親が楽しめる
よう、特にパパさんが楽しめるよう
昔の刑事モノ、バディものの
パロディ、オマージュが
散りばめられているのだ。
その小ネタについて言及するぞ!
小ネタ1:「48時間」
ニック・ノルティとエディ・マーフィによるバディ映画。
コワモテ警官とチンピラがまさかのタッグを
組み、48時間で事件を解決する
下りをそのまま引用。
うさぎさんも、きつねさんと一緒に
48時間で難事件を解決させます。
小ネタ2:「スピード」
後半の暴走列車でのアクションの構成が非常に「スピード」終盤の
列車パートと酷似していることから
恐らく意識したであろう。
他にも警察バディ映画として、
「リーサル・ウェポン」や
「ダイ・ハード3」、
「ラッシュ・アワー」などを
意識した脚本運びだったりするので、
筋肉映画好きは次第にテンション上がってきます。
小ネタ3:「アナと雪の女王」
劇中にアナとエルサのコスプレを
した動物がいたり、
「ありのままの~」を皮肉った台詞
を言ったりする。
また、後半で「アナと雪の女王」や
「塔の上のラプンツェル」などの
海賊版を販売する悪徳業者の
シーンを入れるなど、
本作は攻めたセルフパロディ
を繰り出します。
小ネタ4:「ブリジット・ジョーンズの日記」
前田有一さんも指摘しているのですが、ジュディが一日目の仕事に
がっかりし、おもむろに曲をかけると
「ブリジット・ジョーンズの日記」で
の鬱ソングAll By Myself
が
流れる。
脚本の案配がすごい!
こんなにもコアなネタが詰まっているのに、
劇場ではちびっ子たちの笑い声が
耐えなかった。
べたなギャグも間に挟み、
アクションもなかなか。
それでもって、事件の黒幕も
一切妥協することなく描いて
いるので大人も子どもも
楽しめる作品と言えよう。
デートで行くなら
間違いなく「ズートピア」!
間違っても「アイ・アム・ア・ヒーロー」
を観に行かないように注意だぞ!
P.S.本作を観ると、
ジュディの持っていたにんじん型
ペンが欲しくなったぞww
シャキラの大陸感溢れるボイスに注目。
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