“Ç”大根仁×三浦大輔「恋の渦」ゲスの極み過ぎておもろい!

恋の渦(2013)

恋の渦

監督:大根仁
出演:新倉健太、若井尚子etc

評価:85点

「モテキ」でブレイクした大根仁
監督が、三浦大輔の同名演劇ユニット・
ポツドールの作品を映画化!

映画ワークショップ
「シネマ☆インパクト」
企画として制作。
わずか4日で撮り終えた
作品なのだが、
これが秀逸だと評判なので
Amazonプライムビデオで観てみました…

「恋の渦」あらすじ

9人のフリーターの男女が部屋で
合コンを始める。
目的は、童貞オサムを
ブスのユウコと結ばせ、
茶化す為だった。
しかし、想像以上に
オサムが切れてしまい…

これが原因でうごめく
ゲスでえぐい人間愛憎劇
が幕を開けるのだった…

全員ブス

本作は、こともあろうか
身近にいてほしくない人
9種類集めてきた作品だ。

だから、おそ松さん以上に
人生お粗末でハイセンスな
ユーモアのかけらすらない
くず人間しか出てこない。

故に、ことが面倒臭すぎて
面白い。
合コンが微妙な空気になって
終わった夜、主催者コウジの
カノジョであるトモコが
「あの二人大丈夫かな~
フォローすればよかったかな~
でもタカシがんばっていたよね~」

とぐじゅぐじゅと、ネガティブに
コウジに訴える。

終わったことだしどうでもよくね?
ってかそんなに不安ならお前が
電話しろよとムカツいてきます。
面倒臭いやつに多い、
自分の悩みを無理矢理他人と
共有しようとするウザさが
見事に再現。さらに
厄介なことに、当の本人が
心はブスなくせに顔や声は
めっちゃ
かわいい(若井尚子)のだ!

そんなカノジョが
どんどん事態を悪く
していくところが絶妙で
面白い。

一方、オサムは…

一方、事件の本人童貞オサム
はその夜自宅で
あっさりユウコと
結ばれてしまう。

しかし、そんなオサムに電話が!
「今日はブス紹介してごめん。
また呑みに行こう。」

…うわぁ、付き合っていると
言えねぇ…
オサムはユウコが好きなのだが、
世間体を気にして
付き合っていることを秘密
にし始める。

わずか4部屋でしか物語が
展開していないのに、
ことごとく人と人が
不協和音を起こし、
事態は最悪な方へ向かっていく。
こういったくず人間に
フラストレーションしか
溜まらない人には
断固オススメ出来ないが、
こういったドロドロぐちゃぐちゃの
愛憎劇を楽しめる人には
至高の作品と言えよう。

尚、本作の脚本
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
「愛の渦」
で完全軌道に乗った
三浦大輔は次回朝井リョウの
「何者」を映画化するとのこと。

人間の会話による不協和音を
描くのが得意な彼は、
きっとコイツを化物に
することができるであろう。
楽しみだ。

「何者」エキストラ募集

何者

先日、リクナビの合同説明会に
行ったら、「何者」のエキストラ募集していた。
いや~これは、辛すぎるぞw
何者 映画

もし興味ありましたら、下記リンクをクリックしてください↓
(映画「何者」エキストラに参加

)

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