残穢-住んではいけない部屋-
監督:中村義洋
出演:竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介etc
評価:80点
皆さんはJホラーはお好きですか?ブンブンは…苦手です。
だって怖くないし、展開たるいし…確かに「呪怨」とか「オーディション」は怖かったけれど、苦手で避けてますm(_ _)m
しかし、友人から「これはマジで怖いから観ろ」と言われたのでTOHOシネマズ西新井で観てきました…そしたら…
「残穢」のあらすじ
本作は山本周五郎賞受賞作家、小野不由美の同名ホラー小説の映画化だ。とある短編ホラー作家の元に一通の手紙が届く。「引っ越したマンションから毎日変な音がする」…いかにもありがちなネタですね~とスルーしようとしたら、2年前に同じマンションの住人から「娘の行動がおかしい」という手紙を頂いていたことに気づき…
「イット・フォローズ」型映画
Jホラーの醍醐味は、じわじわ恐怖が迫ってくるいや~な感じにある。本作は、先日紹介した「イット・フォローズ」のような、じわじわ恐怖が迫ってくるのだが正体が全然つかめない恐ろしさをドキュメンタリータッチで観客に体感させる作品だ。だから、部屋でサッ、サッと音がして気になり数度振り返っても何も起きない。ふすまを開けようとし、映画好きなら「次こそ、霊が!」と思ったら何も起きないのだ。でも、確実に主人公であるホラー作家が追い詰められる、手紙の投稿者である橋本愛扮する女子大生が危険な深淵に誘われていることが伝わってきてぞくぞくする。
ここまで、焦らされたら、Jホラー嫌いな人は耐えられないのではと思うかもしれない。それが、全然退屈に感じないのです!本作が「呪怨」や「オーディション」等最凶Jホラーより勝っている点は、ミステリー映画色が強いところにある。マンションは同じだが、全く部屋の違う法則性の見えない部屋の怪奇現象を解くヒントが5分に一度出てくる。
しかも、一つ一つが予想だにしない方向へ進むから、「えっどうなるの?」とドンドンのめり込む。単に、オカルト系ホラーとして焦らして終わりではなく、しっかり謎解きをしているから飽きないのだ。
これはJホラー嫌いのブンブンもたまげた、背筋が凍った!
特に良くも悪くも、ラストの絶叫3連発に阿鼻叫喚でしたぞw試験が終わった大学生よ、春休みのデートにコイツで肝試しはどうかな?
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