“Ç”染谷将太×綾野剛のロック映画と言えば?「ソレダケ/that’s it」

ソレダケ/that’s it

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監督:石井岳龍
出演:染谷将太、綾野剛、村上淳etc

狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 Burst City
とカルト映画を多数制作するインディーズ監督
石井岳龍(石井聰亙)の最新作。

ロックバンドbloodthirsty butchersからの
ラブコールに応え、ロックオペラにした
異色青春劇となっている。

最近みかけないタイプの作品

ソレダケ

最近はATGも消滅し、やりたい放題の暴走した
邦画がめっきり観られなくなった。
シネマート新宿等のミニシアターでも、
話題性がなければこの手の作品は上映されない。

そんな中、自由に作りきった作品がコレだ!
ブッチャーズことbloodthirsty butchers
ヴォーカルである吉村秀樹の依頼で
ブッチャーズのアルバム楽曲、ライブ映像を
盛り込んだロックオペラにする予定が、
吉村が急死してしまう。

彼の愛を受け止めた石井監督が、
渾身の想いで作り上げた!!

もう、画面がグゥウウアン、グゥアアアン揺れる。
何言ってるか分からない程ビリビリ引き裂けた
音。画面カラーが変わる演出。
アヴァンギャルド過ぎである。

ATG全盛期の頃、それこそストーリーがあって
ないような「書を捨てよ町へ出よう」に近い
怪物作となっている。

染谷将太VS綾野剛

そんな、カオスな映画に今や売れっ子と
なった染谷綾野がいることがすげー!
しかも、演技がむちゃくちゃ上手いから
飽きることない。ブッチャーズを
知らない人でも、この通夜は楽しめるであろう。

重要情報が入ったHDを武器に、
父親に復讐しようとする青年が
謎のギャング団ボス千手完に
対決を挑む。

染谷のいくら拷問され、もがぎ苦しむ
ものの、口を割らない。
その拷問シーンでの「痛み」の演技が
本当に痛そうで痛そうで緊張する。

そして綾野剛が淡々とした口調で
染谷に迫るところで正真正銘の
ホラーに変わる。マジでひぇ~~~
となります。

正直、斬新すぎる世界観で
物語について行くのが必死でしたが、
シネマート新宿の爆音空間で
楽しむ暴力の世界に
アドレナリン出まくり!
めちゃくちゃ楽しかった(*^_^*)

ワイルド・スピード:スカイ・ミッション
に負けない壮絶な通夜。
これは是非とも劇場の爆音の中で
堪能して頂きたい。
「ソレダケ/that’s it」予告編


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