ようやく公開される傑作たち
日本はとにかく、洋画の公開が遅い。
下手すれば他国よりも一年近く
待たねばならないから辛酸をなめる羽目になる。
今、海外で話題の3人しか登場人物がいない
SF映画「EX MACHINA」は日本公開未定で
いつかいつかと待つあまりである。
さて、話を戻すとしよう。
ブンブンが留学中に観た
面白い作品が随時公開が決定して
非常に嬉しい状況だ。
今回、ブンブンが一押しの作品を
紹介していくぞ~
ベルファスト71(’71)
イギリス発の戦争映画。
ベルリン映画祭コンペに選ばれたものの、
「6才のボクが、大人になるまで。」「グランド・ブダペスト・ホテル」
と強豪揃いで埋もれかけてた傑作!
戦争映画なのに、主人公がめちゃくちゃ腰抜け。
派遣先のアイルランドで、現地人に
殺されそうになるスリルを
荒々しく描いている。
終盤の団地での攻防戦は、
熱くなる!「ラン・オールナイト」を
遙かに超える楽しいアクションシーンだぞ!
そんな「ベルファスト71」は8/1(土)
新宿武蔵野館他全国ロードショー。
・「ベルファスト71」予告編
夏をゆく人々(LE MERAVIGIE)
先日有楽町行われた、イタリア映画祭
でも上映された2014年カンヌ映画祭グランプリ作。
学校に通わず家業の蜂蜜製造所の
手伝いをする3姉妹の長女が、
テレビのオーディションに出ようとする
様子を詩的に描いた作品。
女性監督ならではの、姉妹の描き方が美しい。
監督のアリーチェ・ロルヴァケルは日本では
全く知られてない新鋭の監督だが、
彼女の作品はアッバス・キアロスタミのような
素朴さと、ギャルい曲選びを併せ持つ
独特な作風だ。
昨年のブンブンのベストテンに入れたくなる
作品。ついに岩波ホールで今夏公開が
決まりましたぞ(*^_^*)
同時に、アリーチェ監督の「CORPE CELESTE」も
日本公開しないかな~
・「夏をゆく人々」予告編
ナイトクローラー(NIGHTCRAWLER)
ジェイクギレンホール主演なくせに、
なかなか日本公開が決まらなかった作品、
ついに8/22(土)ヒューマントラストシネマ
渋谷にて上映決定!
狡猾なパパラッチを演じる、
ギレンホールは時におかしく、
時に怖い!
海外の映画好きのベストテンにもよく入る、
ブンブンも絶賛のブラックな
エンターテイメント是非お試しあれw
・「ナイト・クローラー」予告編
フレンチアルプスで起きたこと(THE TOURIST)
これも、昨年のカンヌ映画祭でグランプリ(ある視点部門)
を受賞した作品。フランスのアルプスにスキーしに
来た家族がある事件をきっかけに崩壊するまでを
リアルに描いている。
ポランスキーの「おとなのけんか」を
彷彿させるほど、しょうもないこと
(事件自体はそんなことはないのだが)で
けんかするのだが、男子必見。
カノジョを怒らすポイントが
どこにあるかが痛いほどよく分かるぞ!
ラストの後味の悪さも秀逸だ。
この夏ヒューマントラストシネマ有楽町
にて上映!
・「フレンチアルプスで起きたこと」予告編
関連項目
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