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“Ç”その男、意識高いにつき「ヒポクラテスの子供達」

“Ç”その男、意識高いにつき「ヒポクラテスの子供達」

フランコフォニー映画祭でアンジェ大ヒット映画「HIPPOCRATE」

先日、アンスティチュフランセ東京で開催の
フランコフォニー映画祭に行ってきました。

フランコフォニーとは、フランス語話者のいる地域
という意味で、フランス映画だけでなく、
カナダやセネガルで作られた作品も上映している。

アンスティチュフランセは、
結構日本未公開行きになる作品が多く。
見逃すと、フランスからDVDを買わないと
観られない事態になるため
最近要チェックしている。

今回、留学中アンジェで数ヶ月にわたり
大ヒット、セザール賞で男優賞を受賞した
医療ドラマ「ヒポクラテスの子供達」
をウォッチしてきたぞ!

ヒポクラテスの子供達(HIPPOCRATE)

監督:トマ・リルティ
出演:ヴァンサン・ラコスト、レダ・カテブetc…
hippocrate

~あらすじ~
インターンで父親のいる医療センターに配属された、
チョー意識高い系青年バンジャルマンは、
初っ端から同じインターン生に高圧的態度を取っていた。
しかし、理論では対処できない事案の連続に
困惑、さらには経験豊富な外国人インターン生
に葛藤する。そして、自分のミスで患者を殺してしまい…
「ヒポクラテスと子供達」予告編

「意識高い系」向け道徳教科書

最近、日本では「意識高い系」というワードが
流行ってドラマにまでなっている。
自分で事業を立てたり、ヴォランティアを
したりして格好つけている存在と
世間から白い目で見られている。

明らかに、学生時代平凡だった人の
嫉妬によるメディアを使った逆襲にしか
見えない。「意識低く、学校の授業の楽単
ばっか取ったり、単位を落としたりするの
がいい人なのか?」といった疑問を
ブンブンは感じているが、
この映画を観ると彼らの
問題点が浮かび上がってくる。

意識高いのは良い
ことなんだけれども、
人の助言を聞こうとしない。
協調性がないことが叩かれる原因らしい。

医者に向いてないインターン生

hippocrate
↑バンジャルマンに呆れる外国人インターン生

この作品の主人公バンジャルマンは、
もうとにかくプライドが高い。
情報をいち早く仕入れ、
仲間を罠へ陥れ、もがく姿を
楽しむSっぷり。

外国人インターン生と食事中、
わざと患者の話をするよう
仕向け、「食堂で患者の話を
したら罰ゲーム」という病院
ルールで制裁を加える。

そして、仲間との行動を嫌い
常に悩みを一人で抱え込む。

インターンとは言え、
雑用ではなくガチで患者を
診察するため「コイツあぶないな」
と思ってきます。

そして、事件が…

そんな彼が、なんとやらかしてしまう!
夜間のヘルプで、患者の異常を対処する
ミッションが与えられたバンジャルマン。
本来、万が一のため患者の安全が確認できたと
思っても心電図を取るのだが、
たまたま故障していた。
彼は、大丈夫だろうと心電図を
使わずに帰宅したら、次の日に
ぽっくり臨終。

彼は、自己嫌悪に陥るが、
担当上司や父親の工作で
「心電図を取ったこと」にして
事なきを得る。

これ、アカンでしょ!
ひでーと思いながら観ていると
ドンドン、バンジャルマンが
追い詰められドツボに嵌まっていく。

インターン仲間からも、嫌がられ、
心の頼りはかつて貶していた
あの外国人インターン生のみ。

この皮肉がまたスカッとしますね~

プロフェッショナルの流儀

ブンブンも、もうそろそろ将来や
インターンのことを考えないと
いけない時期。

まさに、リアルな会社が求めている人材、
どう立ち回れば社会を渡り歩けるか
が学べる一本でした。

特にビックリ過ぎるエンディングは
反面教師となるでしょう。

4/12(日)17:30にまたアンスティチュフランセ東京
で上映するので学生は是非観て下さい。
日本配給は決まってないようで、
またフランス語で観ようにも
語彙がメチャクチャ難しいので
よっぽどフランス語に自信がない限りは、
これ逃すと一生観られないかもよ~
「アンスティチュフランセ」サイト

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