ヒップホップ界の聖書「ワイルド・スタイル」映画が日本で巡業!
大学でヒップホップのレポートを書いたときに、
どの本でも大概言及されていた謎の作品「WILD STYLE」。
TSUTAYAで当時レンタルされてなかったが、
ヒップホップ好きの友人からは
「あれは、俺らのなかじゃ聖書的存在なんだぜ!」
と豪語!
「ポピュラー音楽論」を教えていた教授の本にも言及されていた。
アメリカではカルト映画扱い
映画的側面でみても
STEVEN JAY SCHNEIDER著
「101 CULT MOVIES YOU MUST SEE BEFORE YOU DIE」
にもきっちり掲載されるほどのカルト映画らしい。
公開当時タモリも熱かった
いろいろ調べていくうちに、日本公開時の熱気が分かる
動画を見つけた。「笑っていいとも!」で「ワイルド・スタイル」
のキャストが集結、タモリとセッションしていたのだ!
出演者と一緒にブレイキンするタモリ。
なんちゃって(?)中国語でノリノリラップをかましてます。
(ココ
から動画観られるよ)
辛酸を舐めて観た「ワイルド・スタイル」
結局、レポートを書き上げるため
しょうがなしに映画人として失格のナントかチューブ
で観たのだが、これは映画館で周りと和気藹々と観るべき
大傑作であった。
ブロンクスの貧しい様子をドキュメンタリータッチ
で撮っている。
普通、貧しい様子を撮したドキュメンタリーって
気分がどーんとなるじゃないですか!
それがヒップホップのキレ、グラフィティアートの
格好良さにドンドンのめり込む。
英語なんて出来ないからなんて言っているかなんて
わかんねーよ!でもそこには「魂」があった。
ストーリー自体はジャンル映画、
「8mile」みたいに地の底を這いつくばる
青年が音楽という化すかな希望を胸に
大波に乗る系の話なのだが、
パブリック・エネミーにこの映画のサントラを
サンピリングソース
として使われた(Louder Than a Bomb
)
のも分かる中毒性のあるラップ、
これ「サイタマノラッパー」シリーズも
びっくりってか、
この映画にレペゼンできるラップ映画が
ないのも納得の作品だ。
アカデミー賞三冠の「セッション」という作品を
フランスで観たとき、観客拍手喝采だったけれど、
これもまさに見終わった後カッケー、
頑張れこいつら!と声援を送りたくなりました。
目から涙もこぼれた。それは、感動の涙として
もあるが映画館で観られなかった悲しさも含まれていた。
そんな「ワイルド・スタイル」が日本の映画館で!
なんと、そんなカルト映画「ワイルド・スタイル」が
3/21(土)渋谷シネマライズ、シネ・リーブル梅田ほか
全国順次公開が決まりました。
しかも、上映館で前売り券(1500円)を購入した方には
「ファンキーフレッシュなオリジナルバッヂ2個セット」
プレゼントとのこと。
ブンブン、また観たくなったぞ!
「WILD STYLE」予告編
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