監督:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、
アン・ハサウェイetc
日本では11月22日公開の
「インセプション」「ダークナイト」
でお馴染みクリストファー・ノーラン
最新作「インター・ステラー」を
プラハのIMAXシアターCINEMA CITY
FLORAで観てきました。
プラハのIMAX学生料金は
約750円。日本だと1800円ぐらい
するので驚きの値段である。
流石に人気作だけに、
30分前で最前列しか
空いていません~_~;
さあ、チケットをよく見ると
「70mm」と書かれている。
んっと思ったら、70mmフィルム
バージョンでした。
実はこの作品、露骨にあねSF超大作
「2001年宇宙の旅」に挑戦した
作品で、基本CGを使わず特撮、
映像も「2001年宇宙の旅」同様
70mmフィルムを使っている。
「2001年宇宙の旅」をDVDで
しか観たことのない、
「ゼロ・グラビティ」を
IMAXで観なかったブンブンには
映画鑑賞史上最高のSF映画体験
ができたぞ!
フィルムを使った最近の映画と
言えば、「ザ・マスター」や
「アルゴ」があるが、
これらの作品を遥かに超える
ノスタルジーがそこには
あった。
決してストーリーは上手いとは
言えない。人類滅亡までに
移住可能惑星を見つけ、
宇宙の神秘に触れる展開は
「2001年宇宙の旅」以前に
「レッド・プラネット」や
「ミッション・トゥ・マーズ」
レベルにしか到達していない。
無論、「2001年宇宙の旅」は
「難解さ」と「壮大な音楽」に
ストーリーの粗を見事に
隠し切っただけのことなのだが。
しかし、逆にこのストーリーの
粗感が昔夢中になって観た
壮大な宇宙ものみたいで
懐かしい、ワクワクしてくる^o^
なんか、今のSFに欠けている
自然とワクワクする展開が
そこにはあるのだ。
というのは、今のSFって
無理矢理映画の世界観に
観客を引きずりこむイメージが
強いのだが、昔のSFって
リアルな描写から段々ファンタジー
描写へと時間をかけて観客を
連れて行く感じ。
しかも、リアルな人間描写に
お茶目なロボットや生物を
登場させるからワクワク
してくる(≧∇≦)
まあ、これは言い過ぎかも
しれないが、とにかく
昔のようなワクワクしたSF
映画体験はなかなかできていない。
それを体験できるのがコレだ!
IMAXならではの客席が揺れるほどの
大音量、視界全部がスクリーン、
観ている方も本当に宇宙に
行った気になれる。
「2001年宇宙の旅」に激似な
ミニチュア撮影、ゆっくりゆっくり
惑星やワープ装置に近づく
様子、これだけで自然と
泣けてくる。
サントラの盛り上げ方が
さらに涙腺をゆるめる。
そして、ワープ装置である
ワームホールの先には
ブラックホールが待っていて、
時間差で娘がどんどん
主人公の年を追い越そうとする。
娘が泣いているのに、
宇宙へ飛んでしまった男の
「すまない」を伝えようと
する様、ラストのまどか☆マギカ
っぽい展開に号泣だ!
何故ブラックホールに
近いとこの惑星に
移住しようとしているか?
主人公が探検している間に
地球滅亡しているんじゃね?
といったストーリーのボロなんて
どうでもよくなる。
幼少期の映画体験を
思い出してくれる、
サイコーのノスタルジー作品
でした♡
「インターステラー」予告編
ちなみにこの映画館の
ドリンクやポップコーン料金は
大体日本同様300〜400円ぐらい。
ってかヨーロッパのシネコンに
キットカットやM&Mは定番
なんだね!
コメントを残す