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【自主ココマルシアター映画祭】「写真家ミック・ロック」バウスのソウルを宿した一本

【自主ココマルシアター映画祭】「写真家ミック・ロック」バウスのソウルを宿した一本

写真家ミック・ロック
ロック・レジェンドの創造主(2017・仮題)
SHOT! THE PSYCHO-SPIRITUAL MANTRA OF ROCK


監督:バーナービ・クレイ
出演:ミック・ロック

評価:40点

皆さんは、ココマルシアターをご存じだろうか?

↑武田玲奈主演の劇場マナーCM

ゲームやWebコンテンツを手がける株式会社デジタルワークスエンターテインメントの代表取締役・樋口義男氏が長年の夢である映画業界参入を叶えるべく、企画された映画館だ。ゲーム会社が、映画配給を行い、自社運営の映画館で上映するという斬新さ。拍車を掛けるように、VRやカフェとの融合、鑑賞時間により変わる独特な料金体制、そして何よりも映画館の名前が「ココロヲ・動かす・映画館○(愛称:ココマルシアター)」と次々と面白い企画が明らかとなり、クラウドファンディングで約650万円を集めた。(驚いたことに樋口義男は芸名イクゾ気合名義で「奇跡のゾウ ゾウのはな子が星になった」という映画を製作しているとのこと。)

しかしながら、2017/4/15にプレオープンするものの、工事が完全に終わっておらず、映画館と呼ぶには相応しくない状況にSNS上で大炎上。僅か1日で、閉館となった。その後、工事がなされるものの、様々な理由で延期に延期を重ね、遂に今月9月もオープンできず、すっかり吉祥寺のサクラダファミリア(ガウディも天国で怒るであろう愛称だw)とう名でTwitter民、いやココマルウォッチメンに嘲笑されてしまいました。

そんなココマルシアターで映画を観たい!

既に、ココマルシアター配給作品として「ダイ・ビューティフル」や「ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー」等がシネマカリテなどといった他の劇場で公開されているがブンブン残念ながら未見である。なんか観る機会ないだろうかと思った矢先に、Netflixにて「写真家ミック・ロック ロック・レジェンドの創造主」がアップされていました!これは観なくてはと思い、昨日の早朝観てみたぞ!

「写真家ミック・ロック」概要

デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、クイーン等々、数々のロックミュージシャンを撮って撮って撮りまくった男ミック・ロック。彼が語るミュージシャンとの思い出をサイケデリックな映像と共に邂逅されていく…

バウスシアターのソウルが蘇る

吉祥寺には4年ぐらい前まで、バウスシアターという小さな小さな映画館があった。小さい映画館だけれども、音響はライブで使用するスピーカーを使用しており、毎年爆音映画祭が開催されていた。モーターヘッド、ドアーズ、ニール・ヤング等のライブ映画がライブ音響で楽しめるとのことでカルト的人気を得ていた。

今は亡き、バウスシアターの魂を継ごうと、ココマルシアターはこの音楽ドキュメンタリー映画を仕入れてきたのだろう。サイケデリックで、まるでライブ会場に紛れ込んだかのような映像に高揚感を得る。そんな中で、ミック・ロックがデヴィッド・ボウイ、良い奴だぜ~、イギー・ポップ、ヤバいぜ~!と思い出話をする。その様子は、飲み会でおっさんが自分の武勇伝を延々と語る感じ。過剰に過剰を重ねた演出と、ミック・ロックのガールズトーク張りに飛びに飛びまくる話がかなり鼻につくため、ミック・ロックに、ロックに思い入れがない人が観ると非常につまらない作品になってしまうだろう。

しかし、しかしだ、これが小さい映画館で、初めて会った濃い人に囲まれながら観たらどうなるだろう。ブンブンはきっとこの映画が好きになると思う。ウザイほど自慢話をしてくるミック・ロック、いや「写真家ミック・ロック ロック・レジェンドの創造主」にビンビン痺れてしまうだろう。

だから、ココマルシアターに言いたい!これはなんとしてでも映画館で上映しなきゃダメだ!ハナ子の置物やVRのサメゲームなんか作っている場合じゃない。本作の消費期限が切れる前に、ココマルシアターで上映し、観客同士を結びつける企画をした方が良い!スマホやテレビで観て1本満足できる映画でないことはよく分かった。

だからFight!イクゾ気合!

ココマルシアター公式サイト
株式会社デジタルワークスエンタテインメントサイト

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