【Netflix・ネタバレ考察】『ミッチェル家とマシンの反乱』アニメにおいて「見る」ということ
『ミッチェル家とマシンの反乱』では、「見る」行為をとことん突き詰めた演出が魅力的な作品といえよう。例えば、我々がスマホやPCでSNSを見たり、動画を観たりする行為について考える。目の前に映っている世界は過去であったり、自分の今いる場所とは異なる為一歩引いたところから眺めていることでしょう。それをアニメで表現するとどうなるか、それは現実の写真であったり、3Gアニメに対してラフになったイラストだったりする。主人公ケイティ・ミッチェル(アビ・ジェイコブソン)から見て現実離れした世界は、実際の写真として提示される。2次元から3次元に積分することで、イメージはできるけれども自分の住んでいる次元とは異なる生活がそこで強調される。